チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

「シンクロナイズドモンスター」はアン・ハサウェイの新境地を開拓するぶっ飛んだ怪獣映画だった。

今日は勤労感謝の日で世間様は休みらしい。ヤリ手ならきっと明日を有休にして四連休にするのだろう。勤労とは無縁の私にとっては祝日は有難迷惑だ。「ジャスティス・リーグ」の公開日なのに観に行けないから、空いてそうな来週に回す事にする。昨日からプラス気温に戻り、更に雨も降り始めたから、雪融けがガンガン進んで路面の状況が悪化し、歩きづらい事この上ない。今冬こそゼロコケを達成したいから、こんなところでヒヤリハットしている場合では無い。そんな昨日はいつものシネコンアン・ハサウェイ主演の新作映画「シンクロナイズドモンスター」を観てきた。こちらでは本州より二週間以上遅れての公開だった。私は前々から本作に相当期待していたのだが、きっと興行的には伸びないと判断されたのだろう。アン・ハサウェイがアル中でダメダメなライターの役で、彼氏に愛想を尽かされ郷里に戻り、更に韓国ソウルに突如出現したブサイクな怪獣とシンクロするという、そのぶっ飛んだ設定だけでも必見なのだが、そこは監督のナチョ・ビガロンドらしい一筋縄ではいかない予想の斜め上を行く展開が待っていた。私はてっきりおバカなコメディ路線で終始するのかと思っていたのだが、中盤からシリアスな雰囲気が漂い始め、これはこれで痛快で、最後には清々しい気持ちで観終わった。一般受けは難しいだろうが、アン・ハサウェイの新境地たる作品として本当に面白かった。今後もこんな野心的な作品に出演して欲しい。