チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

何年経っても断ち切れぬどこかへ落っことした神アイテムだった手袋への慕情。

昨夜も中途覚醒が相次ぎ、熟睡感に乏しかったのだが、アラームが鳴る直前に寝ぼけ眼でいたところ、久しぶりの地震に見舞われて飛び起きた。今回も大した事は無かったのでこうして安穏としていられるのだが、毎度揺れている間は「中途半端に生き残らせないでくれ!殺るなら一思いに殺ってくれ!」と願っている。凍てつく寒空の下、アパートが倒壊して体が押し潰され、身動きが取れない状況にでもなったら最悪だ。先の大震災でもそういう被災者は相当数いただろう。私の様な孤男が下手に生き残ったところで絶望しか待っていない。本来ならそうなる前にサクッと自らの手で人生の幕を降ろすべきなのに、いつになってもそれができないのが悩ましい。それにしても極寒日和続きでガス代が心配だ。ここ数ヶ月は平年と比べて割りと良い感じで推移していたが、次の請求は一気に跳ね上がる事を想定し、それなりの予算を計上しておかねばならない。そろそろまた物欲解消を図りたいと思っているのに余計な出費は困ってしまう。物欲と言えば、三年ほど前に不注意で片方だけどこかへ落としてしまった手袋の喪失感が、今になってハンパない。当地に来る前から使っていたとても愛着がある手袋で、着用感が素晴らしかった。それを販売していたブランドが廃業してしまったので、もう同じ物は二度と手に入らない。無くして以来、似た物をネットで探し続けているが見つかるはずもない。ただただツラい。