チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

反社会的キ印な私は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を観てサノスの野望に共鳴した。

昨日は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』をIMAX3Dで観てきた。少し期待し過ぎたせいか、傑作というほどの出来でもなく、若干のモヤモヤすら残る内容だと思った。MCUシリーズに登場するほぼほぼ全てのヒーローが一堂に会し、スクリーン狭しと大暴れする様子は圧巻ではあったが、同時にVFX尽くしの演出はもう限界に達しており、既視感が否めなかった。それだけにストーリーに明白な説得力が欲しかったのだが、最凶と称されるサノスが極悪人ではなく、ただ狂信的かつ独善的なオッサンであり、彼もまた彼なりの正義を実践すべく行動しているだけに過ぎないじゃないかと、私にはそう思えてならなかった。風貌に似合わず感傷的な一面もあり、全人口を平等に半分にするというその目的には共感すら覚えてしまった。地球の破壊や人類の滅亡を企てている野蛮なエイリアンとはワケが違う。現実世界でもより強い者が独善的に正義を実践しているのだからそれと大差ない。CMなんかで「ガチ全滅」だとか謳われていたから、主要メンバーも相当死にまくるのだろうと予想し、柄にもなく泣くかもしれないと覚悟までしていたのに、なんともヌルい締め方で拍子抜けした。来年公開予定の続編への布石だからやむを得ないが、一年もこんな微妙な心境で悶々とさせられるのはしんどい。ブリー・ラーソン演じるキャプテン・マーベルが新作アベンジャーズに先んじて公開されるが、私はまずそれに期待したい。そしてアベンジャーズでは是非サノスとボコりあって欲しい。そんな事より昨日は結構な混みようで、珍しく両隣の客が女だったのだが、右に座っていた女が持っていたポップコーンに二時間半の間、一度も手を付けないのが奇妙だった。そんな事を気にする私の方が奇妙かも知れないが…。シネコンから出たら、どういうワケか街全体が焦げ臭い煙に覆われて視界が悪く、まるで映画の最後とリンクしている様な光景で不思議だった。どうやら極東ロシアの森林火災による煙霧だったらしい。