チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

案の定今夏もコバエとの熾烈だが不毛な戦いの幕が切って落とされた。

昨日勃発したヘルニアは、程々に安静にして腰を保護したおかげで、痛みが若干収まってきた。しかし、まだ予断を許さない状態だ。何をするにしても僅かな動作だけで腰椎に負荷がかかって、その都度痛みが迸るから、本当に気が滅入る。例えば「顔を洗う」だとか「便器に腰掛ける」みたいな、どうということはない所作が何気にしんどくて、ただ突っ立っているのが一番楽だったりする。どうにかしてこれ以上の悪化を食い止めないと、またしても坐骨神経痛へとまっしぐらだ。二年余り前に実際に患ってみて初めてその辛さが理解できたワケだが、あの地獄の数週間を忘れかかってきた頃にこうして再発の憂き目に遭うのも宿命なのか。世の中にはきっとそういう物事が多いのだろう。それはさておき、今日は暑さの丁度中日の様に気温が低く、嵐の前の静けさならぬ猛暑の前の涼しさといった気候だ。私の住むボロアパートは熱しにくく冷めにくい構造になっている為に、先週までの暑さでじわじわと浸透した熱量が放散しておらず、今日は外より室内の方が暑かったりする。繁殖したコバエどもがゴミ袋の周りを飛び交って鬱陶しくてかなわない。可燃ごみの収集日の前日は生ゴミが一番溜まっているから厄介な事この上ない。今日も虫即斬の不毛な戦いに明け暮れるのだろう。