今日は都心部の皮膚科へ出かけたついでに、シネコンでグレタ・ガーウィグ監督の新作『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』を観てきた。久しぶりのスクリーンでの映画鑑賞でどの作品を観るか直前まで迷ったが、本日公開で前評判の高い本作を選んだ。そもそも若草物語について全く知らなかったので、40過ぎのおっさんが楽しめる作品なのか判然としなかったが、傑作だった監督の前作『レディ・バード』に続いて本作も彼女の才能が迸る上質な作品だった。主演のシアーシャ・ローナンも相変わらずの素晴らしい演技を見せてくれた。この監督と主演のタッグは鉄板だから次の作品でも実現してほしい。シネコンの座席は感染防止策として1席ずつ間隔が空けてあるので、公開初日でも両隣を気にせずに映画に集中できて良い。しかし、シネコン側にとっては唯でさえコロナ禍にあって、更に儲けが減るのだから厳しいに違いない。いち映画ファンとしては観に行く頻度を高めるくらいしか貢献できない。シネコンの後はユニクロと無印に寄って散財してきた。久しぶりに都心部をざっと歩いて観察した限りでは、往来する人の量はかなり回復しているように思えた。今後の感染者の推移によっては独自のアラートが出るかも知れない。そうしたらまたシネコンは休業するのだろうか。