チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

新シイ朝ガ来タ。

盆WEEKが終わり、新しい朝が来た。日の出時刻が徐々に5時に近づき、夏が終わっていくなぁって感じがする。この上なく夏嫌いなおっさんとしては、一刻も早く過ぎ去ってもらって、また早く布団ミノムシで惰眠を貪りたいところ。その前に枕やらシーツやらの寝具を新調したいな。枕カバーなんてもうズタボロなのよね。来月か再来月の予算に計上できたら、とまぁそんな見通しで。

早朝から、窓のすぐ外で小鳥がしきりに囀っているのだけど、あれは求愛でもしているのかしら。なにもこんな場末のアパート裏で婚活せんでも・・・。夏場は窓をちょっとだけ開放しておくのがデフォで、こうして屋外からの音を楽しむのも一興ではあるのだけど、悩ましいのが虫の侵入である。網戸はしているのに、どこをどう掻い潜ってきたのか、なんだチミは?どこから入った?と問い詰めたくなるようなサイズの虫が、室内にしれっと止まっていたりする。コバエはハエとり棒に頑張ってもらっているものの、相変わらず我が物顔で部屋を飛び交っている。そうかと思えば、一ミリにも満たないサイズのクモがぷかぷか舞っていたりして、最初は幻覚でも見ているのかと思って、割と真剣に自分のオツムを心配した。

最近は、自分がいま見聞きしているモノが、本当に現実に存在しているモノなのか、確認する様になったんだわ。極端な例だけどこんなハナシもあることだし・・・

究極の孤独状態が人を狂わすのはなぜなのか? - GIGAZINE

 

映画鑑賞記

堤幸彦監督作「トリック劇場版 ラストステージ」(2014)

マジシャンの女と物理学者の男のコンビが、難問奇問の究明に挑むミステリー・コメディ作品。シリーズ4作目にして最終作。

ある日、物理学者の上田次郎阿部寛)の元に、村上商事の加賀美(東山紀之)という男が訪れる。赤道スンガイ共和国でレアアースの採掘事業を進めたいのだが、現地住民に信奉されているボノイズンミという呪術師の反対に遭い、加賀美の上司で事業部長の有田が死の呪いを掛けられたという。そしてボノイズンミが予告した時刻になると、有田は上田の目の前で絶命してしまうのだった。加賀美からの依頼を受けた上田は、相も変わらず営業でドサ回りをしている、自称売れっ子マジシャンの山田奈緒子仲間由紀恵)に声をかけ、ボノイズンミの呪術を科学的に究明すべく、共に赤道スンガイ共和国へと赴くのだった。

これで本当に最後らしいトリックシリーズ。毎度お馴染みの堤幸彦節全開で、小ネタがそこかしこに散りばめられている。しかも最後ということで、ファンのフリーク度を試す様なネタも多く、ちょっとお祭りムービーな感じがしなくもないが、そこはまぁご愛嬌。僕はそこまでコアなファンでもないが、一応全作品を観てきた一人として、連ドラから起算してもう14年も経つのかと思うと、本シリーズの作風、そして仲間由紀恵阿部寛の凸凹コンビの安定感に、感慨ひとしおである。ストーリー展開は王道のパターンで、上田と山田がはるばる赤道直下の国まで赴き、謎の究明に乗り出そうとすると、矢部・秋葉のポンコツ刑事コンビも現地に派遣されていて、例のごとく合流。一難去ってまた一難な具合に、呪術師の呪いに翻弄されながら、最後は山田がまるっと解決。ED主題歌は鬼束ちひろの「月光」が復活。しかし、オカマ医師の谷岡を演じる北村一輝の仕上がりぶりには笑ったわ。

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それはもうマイルドな。

月初めの暑さが嘘のように涼しくなってきて、朝晩などもう扇風機すらいらなかったりする。こういう時に体調を崩すやすいのは重々承知しているはずなのに、昨晩は無精にも寝落ちしてしまった。おかげでアトピックスキンのコンデショションがガタ崩れである。クスリを塗るのを怠ると、すぐに悪化するポンコツボデーだから困る。震災もそうだし、いまも各地で豪雨被害とかあったりするワケだけど、緊急避難とかして、クスリが使えない状況ってさぞかし過酷だろうなってつくづく思う。もちろんアトピーに限ったハナシではないのだけど、漠然と怖いよね。クスリがなくてもタヒにはしないが、発狂はするからね、まず間違いなく。

んで、盆WEEK最終日。リア充諸氏も徐々に日常に還って行くのだろう。学生諸君はまだ夏休みを謳歌するのだろうけど。ムショクでぼっちのおっさんにとっては幾分出歩きやすくなるはず。今月はしばらく臥せっていた事もあり、明日からボチボチ外に出ようと思う。

ときに昨日、近所のスーパーで、これ以上ないってくらいにマイルドヤンキーな男女の集団を見かけて、呆気にとられてしまった。初めて遭遇する集団だったから、帰省客か或いは単なる通りすがりかも知れないけど、それはもう絵に描いたようなマイルドっぷりだった。でも見るからにリア充オーラ全開だったなぁ、あの人達・・・

 

映画鑑賞記

ミカエル・ハフストローム監督作「大脱出」("Escape Plan" : 2013)

脱出不可能な民間刑務所から、脱獄を図る二人の男の奮闘ぶりを描くアクションスリラー作品。スタローン、シュワルツェネッガー初W主演。

民間セキュリティ会社に所属するブレスリンシルヴェスター・スタローン)は、脱獄のプロとして、各地の刑務所に囚人として潜入しては、ものの見事に脱獄に成功し、設計や警備上の盲点を指摘するコンサルタントとして名を馳せていた。そんな彼らの元に、CIAからある民間刑務所への潜入・脱獄の依頼が来る。民間から多額の出資を募って建設、運用されているその刑務所は、テロリストなどの重罪犯を収容する施設として、設計上、脱獄は不可能と謳っており、ブレスリンに脱獄の可否を検査して欲しいのだという。高額な報酬が提示され、その依頼を受けることになったブレスリンが、待ち合わせの場所に赴くと、何者かにその場で拉致されてしまう。気が付いた時には、彼がこれまで経験した事のないような牢獄に収容されていた。ブレスリンは、所内で出会ったロットマイヤー(アーノルド・シュワルツェネッガー)と共闘し、陰湿な所長ホブスの監視の目をすり抜けながら、最高難度の脱出を図るのだった。

30年越しに実現した2大スター初のW主演らしい。イロモノ系ではなく内容は至ってシリアスな感じで、アクション映画としては、見方によればやや大人しめの部類かも。脱獄不可能な刑務所って謳ってる割には、看守がヌルかったり、警備がザルだったり、ちょっと残念な部分があるけど、お金はそれなりにかかってる様で見応えはある。後半のドンパチシーンなんか、二人が御年アラセブン(!)であることを考えると、いまだ衰えを感じさせないその活躍ぶりに「おっさん達かっけーよ!」って、素直に敬服してしまう。オチもスッキリしていて最後まで面白かった。映画「ラストスタンド」もそうだったけど、復帰してからのシュワちゃんは、往年の絶頂期にはないいぶし銀な魅力が増していて凄く良いですな。こりゃターミネーターの新作にも俄然期待が高まっちゃうわ。

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気が付けば、Iターン男子。

Uターンラッシュが始まったそうで、高速は渋滞、鉄道は混雑しているのでしょうか。勤労者様に於かれましては、忍び寄る月曜の気配が憂鬱に思われる頃でしょうか。僕のご近所一帯にもまた喧騒が戻ってきてしまうのね。

Uターンといえば、盆WEEKとは一切関係ないのだけど、「Iターン」なる言葉があるんだよね。都会住みが転職かなんかを機に、地方にえいやって移り住むのを、Uターンに倣って「Iターン」と称するらしい。一般に浸透しているのかいないのかワカランけど、求職活動をすれば誰しも一度は耳にするであろうこの言葉。しかし、なんですかこのモヤッとする日本語の響きは。ターンじゃねえだろっていう。CでもJでもVでもSでも、一筆書きできればなんでも良くね的な。それでもなんとなくターンして戻ってくるならともかく、Iは行きっぱなしですわ。

などと、他人事の様にうつらうつらと寝ぼけ眼で考えていたら、自分がまさにそのIターンをしていたのに気付き、思わず奇声を発した。いつのまにか「Iターン男子」爆誕。尤も目算があって移り住んだワケではなく、流浪の果てに流れ着いたのが当地だったって、それだけのハナシなのだけど。ターンするならビジョナリーじゃなきゃ。はてさて、僕はここに永住することになるのかしら・・・

 

映画鑑賞記

キム・ソンス監督作「ゲノムハザード ある天才科学者の5日間」(2014)

記憶を上書きされた男が、自らに起こった事件の真相を掴むべく奔走するSFスリラー作品。

誕生日を迎えたイラストレーターの石神武人(西島秀俊)が、仕事を終え、恋人の美由紀が待つマンションの自室に帰宅すると、そこで彼女の遺体を発見する。その直後、なんと美由紀本人から電話があり、実家に戻っていると告げる。何が起きているのか理解できず当惑している石神の元に、警察を名乗る二人組の男がやってきて、付近で起きた別の事件の捜査と称し、彼に同行を求める。美由紀の遺体に後ろ髪を引かれながらも、石神が二人組に連れられ車に乗り込むと、途端に銃を向けられ、オ・ジヌという人物について尋ねられる。命からがら車から脱出した石神は、偶然通り合わせた韓国人記者ジウォン(キム・ヒョジン)に助けを求める。石神は彼女と共に、美由紀の消息と、自らの体に起きている異変について調べ始める。しかし、彼の記憶は次第に曖昧になり、その体をも蝕んでいくのだった・・・

日韓合作ということで、日韓両国を舞台にし、また両国の俳優陣が共演していたりして、それなりに力の入っていそうな作品なのだけど、正直どうにもこうにも微妙過ぎる感は否めない。何をさておいてもまず脚本に魅力がない。アルツハイマーの治療薬開発を主導していたオ・ジヌという研究者が、検体血液に遺伝子組み換えウィルスを施し、再び体内に戻してやることで記憶を刷新する手法を発見する。ところが、あれこれと一悶着あった挙句、石神武人という人物の血液がオ・ジヌに注入されてしまうワケですな。んで、記憶を上書きされてしまったオ・ジヌは、石神として何の疑いも抱かず生活していた。そこへ突然のっぴきならない事態があれよあれよと起こるのだけど、そうこうしている内に記憶が元に戻り始めちゃうと。頼りになるのは偶然出会った韓国人記者ジウォンだけ。SF作品のテーマとして扱うには一世代古い気がするし、わざわざ日韓でやる意味も不明。日本の良さも韓国の良さもチグハグさに相殺されてしまって、どっちつかずのふわっとした残念な感じだけが漂う。オチもふーんって程度。西島秀俊は完全に役不足でもったいないと思うわ。キム・ヒョジンが良い感じのアラサー女子だったから最後まで観たけど(笑)

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