チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ごめんよ、扇風機。

雨も止み、静かな金曜日の朝。いっそう涼しさが増した感がある。昨夜から猛烈な睡魔に襲われっぱなしで、6時間程眠ったもののまだ眠り足りない。もうぼちぼち掛け布団を出そうかと思うのだが、そうするといよいよ布団ミノムシの復活だ。今冬もまた連日、惰眠を貪っては自分の廃人ぶりを鬱々と嘆くんだろう。昨年がそうだったんだから、状況がなんら変化していない今年もきっと同じに決まってる。ここまで来るともはや趣味に近い。

しかし今朝方、また妙な目覚め方をしてしまった。こんな僕でも週に数回、夢を見るのだが、その内容に連動してカラダが反応してしまうらしいのだ。らしいというのは僕自身、眠っている姿を観察した事がないから、ハッキリとは分からないというだけで、事後的にそう解釈せざるを得ない状況が都度発生している。今朝はベッド脇に置いてある扇風機を思いっきり蹴飛ばしてしまい、その音の激しさに驚いて目が覚めた次第。夢の中で、なにやら僕は電車だかバスだかに乗っており、どういう経緯でそうなったか分からないが、通路を挟んだ向かいの座席の男と揉めに揉めた挙句、ドロップキックをお見舞いしたのだった。僕の本性ってのは、案外自分が思う以上にキ印なのだろうか。いつだったか、絶叫にも似た奇声を上げた覚えがあるし、犯罪者予備軍としての萌芽が始まっているのかも知れない。

兎にも角にも、その夢が現実とリンクし、扇風機を蹴り飛ばす事態を招いたのである。こんな風に扇風機を足蹴にしたのは3度目くらいで、転倒させた衝撃で一部亀裂が入っており、また首がガタガタと馬鹿になってしまっている。購入してからまだ2年強だというのにこの有り様。僕の様なDV男に買われたばかりに、斯様に哀れな仕打ちを受けながらも、健気に毎日のお務めを果たす扇風機。狭い部屋で洗濯物やバスマットを乾燥させる為に、どうしてもその場所に置かなければならず、今後蹴らない保証はどこにもない。設計上の耐用年数は10年程らしいのだが、そこまで長生きしてくれるだろうか。案外、僕の余生とどっこいどっこいなのかも知れない。いや、ひょっとすると僕のタヒを誰より望んでいるのはこの扇風機かも知れない・・・

 

映画鑑賞記

アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ監督作「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」("Captain America: The Winter Soldier" : 2014)

悪の組織に立ち向かうキャプテン・アメリカとS.H.I.E.L.D.のメンバーの活躍を描くSFアクション大作。シリーズ2作目。

フューリーの指揮するS.H.I.E.L.D.に身を置くキャプテン・アメリカことロジャース(クリス・エヴァンス)は、対テロ組織の任務に赴いた際に、自身に知らされていない別の目的があった事を知り、その件をフューリー(サミュエル・L・ジャクソン)に問い質す。フューリーはロジャースに、S.H.I.E.L.D.が極秘で進めている「インサイト計画」の全貌について明らかにする。スパイ衛星が犯罪者の動向を事前に分析・予測し、衛星とリンクしたヘリキャリアが情報を元に対象を攻撃するシステムだという。この件に関して不審感を募らせたフューリーは、エージェントのロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)に指示を与え、上層部に独断で探りを入れていたのである。ところがその直後、フューリーはウィンター・ソルジャー率いる謎の集団の襲撃を受け、瀕死の重傷を負ってしまう。インサイト計画に絡み、S.H.I.E.L.D.内部に悪が蔓延っている事を知ったロジャースは、ロマノフと共に全容の解明に乗り出すのだった。

これも劇場で一度観て、再度の鑑賞となるワケだけど、非の打ち所がない傑作。今年はいろいろと良作が多くて、もちろん何から何まで全部観ているワケじゃないけど、あくまで僕が観た範囲に限れば、本作が今年一番と言い切っちゃって良いんじゃないかなぁ、もう。前作も素晴らしくて何度も観たけど、2作目となる本作はそれを大幅に上回る圧倒的なクオリティ。序盤からアクションに次ぐアクションで、見たことが無いようなシーンの連続に固唾を呑む。謎が謎を呼ぶミステリアスな展開が繰り広げられ、「お前生きとったんか!」って3度ほどツッコミ必至な、起伏に富んだ物語が切れ目無く進行する。前作で登場したゾラが、まさかこんなカタチで登場するとは思いも寄らず、僕は劇場で驚嘆した。そう、前作と絶妙な按配にシームレスで繋がっているのだ。そしてキャプテン・アメリカの盾を効果的に使ったアクションも、前作以上にスタイリッシュになり、こんなの見たかったんや!っていう期待に見事に応えてくれている。ウィンター・ソルジャーのこれまた異色な超人ぶりが、キャプテンを死闘に導く。

さて、本作は来春公開予定の「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」にそのまま続く事になっており、今しがたwikiを見ていて知ったのだけど、そこに登場する双子のヴィラン(?)姉「スカーレット・ウィッチ」、弟「クイック・シルバー」はそれぞれエリザベス・オルセン、アーロン・テイラー=ジョンソンが演じるそうだ。この2人、揃って「GODZILLA」で主役のブロディ夫妻を演じたばかりではないか!なんとも胸アツなキャスティングである。ああ、はよ観たいのう・・・

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