チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

取り返しがつかない程に荒んだ汚部屋をここからどうにかしてリカバリする気力が欲しい。

二日ほど季節はずれの暖かい日が続いたが、再び氷点下の寒さが戻ってきて空気まで凍りついている。しかし、今冬もぼちぼち終わりを意識する時期に差し掛かってしまった。春は否が応でも始まりを意識させられる季節だが、既に人生オワタ状態で始まりなど来ない私にとっては、苦痛以外の何ものでもない。春が来たらあっという間に虫に苛まれる夏がやってくる。今年はその前に汚部屋を少しでも片付けたいところだが、昨年も同じ様に考えていたのに何一つ手が着かなかったのだから、おそらく今年も汚部屋のままだろう。と言うか、昨年よりモノが増えた分、寧ろ汚部屋度が増しているから困ったものだ。部屋の隅などは結露のせいでカビの侵食が酷くなってきているし、これは万が一、私がこの部屋から出る際には原状復帰費用が相当徴収されるのでは無いか。尤も私がこの部屋から出るのは私が無縁仏になった時くらいだろうから、ジコ虫の私は実際にはさほど心配していないのだが、さすがに見苦しいのでなんとかできないか考え始めた。しかし、私は生来的に掃除や片付けのスキルが欠如しているから、掃除を意識しただけで思考停止してとりあえず横になりたくなってしまう。ときに私は隣人Xの部屋も相当汚部屋では無いかと疑っており、それというのも、Xの部屋の前にはゴミが落ちていたり、ドアの隙間からチラシがはみ出ていたりする事が散見されるからである。その上、Xは一日の大半をゲームに捧げている廃人ゲーマーの様だし、とどのつまり、このアパートは私と同レベルのろくでなしが集っている可能性が高い。