チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

映画『ウィンストン・チャーチル』のゲイリー・オールドマンの迫真の演技を観てもう少しで泣くところだった。

結局、昨日も一昨晩に届いたおニューのPCを開梱しなかった。外出で疲れ果てていたし、液晶保護フィルムとキーボードカバーが届くのが思ったより遅かったからで、汚部屋の片隅に放ったらかしになっている。開梱する前にやはり少しくらい汚部屋を掃除すべきだと思い始めた。億劫だがこういう機会でもないとまずやらないから、できる範囲で一気呵成にやってしまおう。それはさておき、昨日は映画館でジョー・ライト監督の新作『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』を観てきた。私は不勉強ゆえ歴史に全く疎いので、チャーチルについてはNHK映像の世紀で見聞きする程度の知識しか持ち合わせていなかったのだが、ヒトラーが連合国軍をダンケルクに追い詰め、遂にイギリスへの侵撃を始めんとする最中に、党執行部にも国王にも望まれていなかった海軍大臣チャーチルが首相に就任し、難局の打開に奮闘する様子をドラマティックに活写していて、見応えたっぷりだった。チャーチルを演じるゲイリー・オールドマンアカデミー賞主演男優賞を受賞したが、役作りにかける気迫は相当なもので、チャーチルの人となりを知らなくても、チャーチルの生き様が本当にこうであったのだと思わせるほどの説得力を宿していた。ドイツとの講和に傾く内閣で徹底抗戦を訴えるチャーチルが孤立化しながらも、最後には国王の支持を得て活路を見出す姿は感動的で、終盤の魂を震わせる演説シーンでは目頭が熱くなってしまった。演技力の為せる業はやはり凄い。これを踏まえて、クリストファー・ノーランの『ダンケルク』をもう一度観たくなった。