日中、少しずつ暖かくなってきた。とはいえ夜間はまだ氷点下が続いたりするわけだが、こんな時期、
着るものに困ってしまうのだな。春物のアウターって着る時期が限定されちゃうから、買い控えの
対象になるんだよなぁ。まあ単純にそんなもん買ってる余裕がないだろって話ではあるが、乞食の
おっさん的に分相応かつ歳相応で見窄らしくない格好って難しいわ。僕は徒歩移動がメインだから、
出かけ際に肌寒く感じても、数キロ歩いてるうちに汗ばむ微妙な季節だからねぇ。やっぱり春は
めんどくさくて嫌いだ。どこを向いても綺羅びやかでリア充めいたものばかり目に入ってくる。
散ってこそのサクラ、僕の命も終わってこそ、そんな人生でありたい・・・イミフ。メンタルがやばい。
昨日は用事のついでにまた図書館に寄り、NスペのDVDを借りてきた。「ドキュメント太平洋戦争
第3集」を早速鑑賞。真珠湾攻撃時点では遜色ないとも思われていた日米間の戦力差が、これを機に
一転正反対の様相を見せていく、その顛末を描く。舞台はサイパン、マリアナ沖。米国はレーダーを
始めとするエレクトロニクスの研究開発、軍事利用に傾注していくのに対し、戦果に慢心した
日本側は旧態依然とした軍備と戦略に依存し、多くの代償を払うことになった。象徴的なのが、
バンザイクリフ、スーサイドクリフとも言われる崖から、人々が飛び降りて自決するシーンである。
国内にエレクトロニクスに精通する研究者がいたのにも関わらず、大本営を始めとする軍のトップ共は
彼らの研究内容を一顧だにしなかったそうだ。その挙句に神風頼みの特攻隊を編成だってさ。
あー、そうそうマリアナ沖で展開した「アウトレンジ戦法」ってので、発艦していった戦闘機の
パイロットは離発着さえままならない二十歳近くの青年ばかりだったそうだ。訓練に要する燃料すら
事欠く状態って・・・何をか言わんや。