チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

さっぶい。

寒い。気温は終日20度を下回り、強風が吹き荒れる悪天候。昨日は寝冷えしたのか、少しばかり腹を下してしまった。相変わらず環境の変化に弱いポンコツボデーだよ。まぁ、上エアリズム、下ステテコというユニ黒の宣材の様な格好で寝てるから当然か。しかしまじつれーわー。

昨日はリュック・ベッソン監督作「The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛」を鑑賞。言わずとしれたスーチー女史の半生を描いた作品。ミャンマーと言えばまずスーチー女史の名が浮かぶ程度には存じ上げていたが、彼女の生い立ちや人物像については正直無関心であった。本作は2時間という限られた枠の中で、指導者としてて、また家庭人としての彼女を巧く描き分けている。軍の暴政ってのはご多分に漏れず酷いもんで、ホントにこの程度の人物が実権握ってて大丈夫なの?って思わず心配してしまうくらい、思慮も分別も無さそうなオッサンによる独裁体制なワケで。そんな野郎の鶴の一声で、スーチー女史は10年以上も自宅軟禁させられる。嫌ならイギリスに帰って家族とヨロシクやってればぁ?もう再入国させねーけどフヒヒ・・・的な、ホントに子供染みたやり口で、なんとか彼女の心を折ろう折ろうと躍起になる軍政側。家族の愛を感じながら、困難な日々を超克し、女史率いる民主化運動が政治的勝利を収めんとするまでの過程を、堅苦しさを伴わず魅せるのはベッソンならではかな。ミシェル・ヨーの熱演も良かった。