外付BDドライブを購入してからというもの、ほぼ毎日1作品ずつ映画を観る生活が続いている。現実逃避のために、昨年の暮れ辺りから始めたこの映画漬け生活だが、大半を「初見且つBD化されている作品」という条件で絞ってきたにも関わらず、その日観る作品の選定に悩むことはなかった。未だにTSUTAYAに行けば目移りするほどだから当然だ。またこの間、いかに自分が多くの名作をスルーしてきたかを思い知らされた。ヘッポコ低スペPCでも、過去の名作をBDの高画質・高音質で堪能できるとは、本当にありがたい時代になったものだ。某視聴用ソフトが「DVDをBD並みの画質に!」とか謳っているのを鵜呑みにして、DVDアプコンで満足してきた自分が恥ずかしいし、激しく後悔している。このソフトのメーカーに「ふざけんな全く違うじゃねぇかヴォケ!」と問い詰めたいところだが、いまとなってはそんな時間があれば少しでも作品鑑賞の時間に当てたい。(んなもんアタリマエですって往なされるだけだろうし。)それくらいこのBDのクオリティーは素晴らしい。ホントもう没入感がハンパない。もはやDVDで観るのが苦痛に感じる様になってしまったほどだ。どうしてくれよう、このハードルの上がり具合。ニコ生などの低質レートのストリームに至っては何をか言わんや。いや、ここはあえて言わねばなるまいカスであると。ホームシアター環境でも構築できたら、もう映画館から足が遠のいちゃう気がするよねぇ、ここまで凄いとさ。BDがDVDと同じ料金でレンタルできちゃうのも不思議なもんだよ。ユーザーエクスペリエンスで比べるならン倍は違うと思うのだが、いやはや乞食の財布にやさしいというかなんというか、消費増税してもお値段据え置きなのかしらと、今からちょっと心配しております。ま、上がってもしょうがないんだけどね。結局8パーでイッちゃいそうだけども。
政府が4月消費税3%引き上げ方針固める、2%分の経済対策も=関係筋 | Reuters
うーむ。情報と議論が玉石混淆過ぎて、経済オンチのトウシロには分かりませんがな。
そんなこんなあって、追憶の作品をBDでもう一度振り返ってみようかと思い立ち、昨日は「マトリックス」を鑑賞。お馴染みウォシャウスキー姉弟の出世作にしてSFアクションの金字塔。これまで映画館、地上波放送、DVD合わせて10回以上は観てきたはずなのに、新しい発見と驚きに満ちた2時間だった。デティールまで一片の抜かりも無いその完璧な仕上がり具合に脱帽。どれだけ時間が経っても色褪せない、まさに不世出の傑作なんだろう。ところでこの時のキアヌ・リーブスが35歳。若いしスリムだし、まさに男も惚れそなストイックなイケメソ像である。最近の激太りしてしまった彼を思うと、こちらには隔世の感を禁じえませんな。