昨日来たガスの検針票を見て卒倒しそうになった。次回支払い額が過去最高値を記録していたのである。折からの厳寒に加え、最近になってガス調理の機会を増やしたものだから、そうなるだろうなぁとは予想していたけどさ。その上、仕入れ価格高騰分も転嫁され始めたしね。いざ請求額を目の当たりにすると、画太郎漫画並みの「はぅあっ!」が出ますわな。というか、やっぱりプロパンガスはボッタクリすぎると思うんだよなぁ。ネットで検索すると、おっさんと同じような悲嘆の声が方々で上がっているし。これでも一応、アパートの管理会社が掛けあって、以前より安価で提供するガス業者に変更されたのだけどねぇ。ま、坊主にしてシャワーの時短に励んでおいてヨカッタかなと。
映画鑑賞記
ダニー・ボイル監督作「トランス」("Trance" : 2013)
アシッドな演出と起伏に富んだストーリー展開で、観る者をトランス感覚に導くサスペンス作品。主人公サイモンに対する催眠が、本作の要を成しているワケだけど、視聴者さえ虚実の判別がしづらい様な構成になっており、若干難易度高めかなぁと。競売人のサイモンが強盗団に協力して、ゴヤの名画を盗み出す手助けをするのだけど、画を持ち出す途中で、意図せぬ事故により記憶を喪失してしまう。目覚めた彼の手元に画はなく、催眠療法で記憶を辿り画の行方を探る、という話。しっかり食らいついて観ていないと、振り落とされそうなくらい二転三転するストーリーで、こういう感覚の作品は久しぶり。こっちまで擬似的な催眠状態に陥っている様な感じは満更でもない。サイモン役のジェームズ・マカヴォイの鬼気迫る演技が非常に良いですな。どうも評価がイマイチな様でちょっと解せないのだけど、キワモノ作品としてヒトに勧めたくなる一作。ま、そんなヒトいないんだけどさ。