チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

おっさんの口内環境。

季節外れの暑さも収まり始めた模様。この暑さが原因か、或いは単に齢取ったせいなのかは分からないが、口内炎が数カ所一気にできて不快である。普段、口内炎など滅多にできないから、つい気になって舌で捏ね繰り回してしは、腫れの具合を確認してしまう。こういう取るに足らないコトでも、ウジウジと考えこんでしまって、もうどうにも生きている気力が削がれるのだから、僕はホントに豆腐メンタルである。

ときに口をモゴモゴしていて思ったのだが、齢を取ると唾液の分泌が減るってのは、避けられない現象なのだろうか。先日、ホンマでっかTVでそのような解説がなされていて、曰く、ドライマウス状態が続くことで雑菌が増え、口内環境が悪化するらしい。故にオッサンオバハンともなると、口臭がキツくなる傾向にあるんだと。僕はその昔、アレルギー対策に良かれと思い、口呼吸からほぼ完全に鼻呼吸へと意識的に切り替え、慢性鼻炎の克服に成功した。その際、もちろん口臭悪化の予防効果も期待したワケだが、実際に口臭って客観的な判断が下しにくいから困る。今のところ、唾液の分泌量が減った様な感覚はないし、口臭で他者様にあからさまに迷惑をおかけしたコトはないはず、多分。無意識の内に、悪臭を撒き散らす様なコトにならぬよう、配慮を怠らぬようにしたいモノだが、さて。こういうのって気にしだすとキリがないね・・・。

昨夜から始まったTBS系「ルーズヴェルト・ゲーム」は、原作が半沢の池井戸潤で、制作も半沢チームというだけあって、そこかしこに半沢臭漂いまくりなドラマであった。キャストにも半沢出演者が名を連ねているし、ナレーションまで同じヒトだったのには苦笑した。企業再生と野球部の復権を両輪で回していく感じなのだろうか。スポーツにさほど興味が無いおっさんとしては、野球パートは正直、興味が削がれるところだが、最後まで完走できるかしら。期待半分不安半分といったところ。日テレの花咲舞の方が軽いノリで見やすいかも。

 

映画鑑賞記

ロベルト・シュヴェンケ監督作「ゴースト・エージェント/R.I.P.D.」("R.I.P.D." : 2013)

現世に留まる悪霊達を逮捕すべく、あの世の警官コンビが奔走するSFコメディアクション。まぁ平たく言うとメン・イン・ブラックのゴースト版といった感じ。

警官ニック(ライアン・レイノルズ)は横領品の申告を巡って、相棒のボビー(ケヴィン・ベーコン)と対立し、捜査中に襲撃を受け、殉職してしまう。地獄行きもやむ無しのニックだったが、R.I.P.D.というあの世の警察組織に、その手腕を買われ、R.I.P.D.ボストン支局の警官として、半ば強引に採用されちゃうワケです。期間は100年(笑)そこで相棒となるのが、ベテランの老警官ロイ(ジェフ・ブリッジス)。ちょっとひねくれもののロイと、マジメ気質のニック、この凸凹コンビが現世に繰り出し、蔓延る悪霊達を探し出してはあの世にバシバシと送り返していく。その過程で悪霊達の企みが徐々に明らかになっていくと、そんなおハナシ。

笑っちゃうのが、R.I.P.D.の者達が現世で身元を伏せる為に割り当てられる仮の姿、いわゆるアバターで、ロイは金髪のグラマラスな美女なのに対し、ニックは草臥れた感じの中国人のオッサン。現世の人間には、金髪の美女と中国人のオッサンが二人で何かやってるとしか見えないワケで、もうアホらしくて爆笑。ゴースト達を始め、随所にVFXがてんこ盛り、CGムービー色が濃厚だけど、厨二ゴコロを満たしてくれる愉快痛快なオモシロ映画でした。

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フランク・カルフン監督作「マニアック」("Maniac" : 2013)

性的倒錯者の男が、衝動に突き動かされるままに、猟奇殺人を繰り返す様を描くスプラッタホラー。こういうのはフィルム・ノワールとか言うのかしらん。とにかくなかなかエグみの強い作品で、日本劇場公開版はR15+指定。残虐シーンにボカシが入っている、セル版ではそのボカシが外れている、というのを観終わってから知った。うへー。ボカシ入ってても結構メンタルに来るモノがあったんだけど。

マネキン修復師のフランク(イライジャ・ウッド)は、幼い頃の母親との生活に由来するトラウマに囚われている男。精神に異常を来しており、女性を殺害しては頭髪を頭皮ごと剥ぎ、自身の保有するマネキンのコレクションに被せて愛でるという、性的に倒錯しまくったヤツ。そんな猟奇犯罪を繰り返す日々の中で初めて、殺人の対象ではなく、一人の女性として、好意を抱く写真家のアンナと出会う。本性を隠し、アンナと親密になろうとするフランク。マネキン修復師としてのフランクを高く評価するアンナ。二人の関係は・・・。これまで見たことないような衝撃のラストに身悶えすること必至。

基本的に一人称視点の為、イライジャ・ウッドが画面に映り込むコトは少なく、彼のモノローグと息遣い、そしてアシッドな音楽で淡々と物語が進むのが印象的。自分が彼に成り代わって犯罪の主体を演じている様で、誤解を恐れず言えばこの作風はかなり面白い。しかし皮剥ぎシーンは生々しくて夢に出そうで・・・。

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