チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

坊主9ヶ月に寄せて。

坊主にしておよそ9ヶ月。初めての夏を迎えている。快適すぎて申し分ないのだけど、自室でセルフカットするにはちょっと厳しい季節でもある。というのも、室内は30度近くで、その上刈った髪が飛散しないように扇風機も付けられないので、カットが終わり洗い流すまで汗だくで耐えなければならない。

昨夜もブツブツと怨嗟の言葉を呟きながらセルフカットを行った。細かく刈った髪が頭皮や首元にベタベタと貼り付いて、振るい落とそうにも落とせずカオス。それ故、ツーブロックの境目を見極めるのが難しく、結構な時間がかかってしまった。つらい、つらすぎる・・・

今週は通院が控えていて先生と対面するので、不格好に仕上げるワケにはいかないし、その上、BYS(美人薬剤師Sさん)に人間扱いしてもらう為にも、失敗は許されなかった。まぁ仕上がりは及第点といった感じでそこそこ満足なのだけど、客観的にどう見えているか気になってしまうなぁ。ったく、自意識過剰でいかんわ。

 

映画鑑賞記

ザル・バトマングリ監督作「ザ・イースト」("The East" : 2013)

エコテロリスト集団に潜入した調査員の女が、職務と義憤の狭間で揺れ動く様を描いた社会派サスペンス作品。

元FBI捜査官のジェーンは、エコテロリズムの脅威からクライアントである大手の製薬企業や化学企業らを守るコンサル企業「ヒラー・ブルード」の調査員として採用される。早速、彼女は「ザ・イースト」という過激なエコテロ組織への潜入調査を命じられる。ザ・イーストは、環境汚染や薬害を放置して知らぬ存ぜぬを決め込む企業に対し、独善的な手法で制裁を下す反政府組織である。「目には目を」を常套句とし、汚染源である物質や深刻な副作用を及ぼす薬剤を、当該企業のCEOらに強制的に体験させ、その様子を世界中に配信して、問題を広く知らしめるのが彼らのやり方だった。ジェーンは首尾よく組織に迎え入れられ、潜入調査を開始。テロの現場にも駆り出され、組織の実態を目撃する事になる。組織の全容解明を目指すその一方で、各々が止むに止まれぬ事情を抱え、活動に参加している事を知ったジェーンは当惑し、次第に彼らの考え方に共鳴していくのだった。

かなり骨太で重いテーマの作品。この手のコンサル企業が実際に存在するのか知らないけれど、環境汚染や薬害を放置する企業を食い物にする、という点で褒められたモノではありませんな。ま、立場が異なれば善悪なんてどうにでも転ぶのが世の常だけれども。ジェーンも当初は正義に駆られ、ザ・イーストに乗り込んで行ったものの、メンバー達と生活を共にする中で、徐々に感化されていってしまう。ミイラ取りがミイラになるみたいな。全体的にカチッと纏まってるけど、見応えはあったなぁ。テーマがテーマだけに、こういうのってメジャー作品でやるのは難しそう。

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「日本を守る 海上自衛隊のすべて」(2014)

海上自衛隊協力による、一般へ向けた広報的な内容のDVD作品。海自の保有する装備の紹介を中心に、海自の世界における役割や、組織としての在り方を解説。

序盤、軍事アナリストの小川和久が世界情勢と日本の関係、その中で海自の果たす役割等を解説。その後、小川自身が海自の護衛艦や哨戒機に乗り込み、隊員から内部の様子や装備の概要を直々に案内・紹介してもらう、といった構成。この手の作品は、使用される映像素材が微妙に古臭かったりして垢抜けない物が多い印象なのだけど、本作は割と熟れた作りで、最新機種も登場したりと、ミリ系素人の自分にはなかなか楽しめる内容であった。ミリヲタには物足りないと思うけど。護衛艦の内部とか普段観ることできないワケで、こんな空間で日夜訓練に励んでおられるのだなとか、考えただけで胸熱である。個人的にはP-3Cの内部をガッツリ紹介してくれていたのが興味深かった。終盤では、今後更に活躍が期待される女性隊員に焦点を当てている。民間も含めた日本のあらゆる組織の中で、女性に門戸が開かれているのが海自らしい。といっても、まだまだ女性の占める割合は一桁%だとか。

ちなみに、田中敦子ナレーションというのが激アツである!狙いすぎな感じがしないワケではないがとにかく良い(笑)集団的自衛権で喧しい昨今だけれど、さほど偏りのない内容で肩の力を抜いて観ることができるので、一見の価値はあるかなと。

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