チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

最高の家族の見つけかた

ジョン・クラシンスキー監督作「最高の家族の見つけかた」("The Hollars" : 2016)[DVD]

出産を間近に控えた彼女がいながら結婚に踏み切れない男が、急病で倒れた母を見舞う為に久しぶりに帰省し、家族と同じ時を過ごす内に、人生観を改めていく様を描くコメディ・ドラマ作品。

 

暖房&配管会社を営むドン・ホラーは長年連れ添う妻サリー、離婚してから地下室に居候中の長男ロンと暮らしていた。一方、次男ジョンはニューヨークの出版社に勤めており、ペットの服をデザインする会社を営み、出産を間近に控える恋人レベッカとの結婚に踏み切れないでいた。

ある朝、サリーは洗面所で倒れて救急搬送される。ジョンは突然オフィスにやってきたレベッカから、サリーが脳腫瘍で倒れたとの報せを受け、レベッカをニューヨークに残して飛行機で急遽里帰りする。病院に駆け付けたジョンは、久しぶりに家族と再会する。ジョンは担当のナースが高校の同級生ジェイソンであり、更にジェイソンがジョンの元彼女のグウェンと結婚し、出産した事を知る。ドンとロンは些細な事で大人気なく喧嘩を始める。そこへ主治医フォンがやってきて、サリーの前頭葉付近に大きな腫瘍があり、すぐに開頭手術で摘出する必要がある事を伝えると、長年かけて育った腫瘍であり、今まで症状が無かった事を疑問視する。サリーはこれまでに麻痺や痙攣の症状を自覚していながら、ドンから減量を勧められるだけで、一度も検査をしなかった事を明かす。

ロンはジョンを車に乗せて実家へ向かう。道中、ロンはドンの会社に雇われていたものの、一年以上赤字で倒産は時間の問題だと指摘したら解雇され、それを根に持っている事を明かすと、サリーの医療費の工面を心配する。ロンは車を元妻ステイシーと二人の娘が暮らす家の前に止めると、ステイシーに交際相手がいる事への不満を漏らし、双眼鏡で家の中の様子を窺う。それに気づいた交際相手で牧師のダンがやってきて、サリーの容態を気遣う。ロンは悪態をつく。ダンはステイシーが困っている為に覗きを止めるよう求める。実家に戻ったジョンは、レベッカが用意してくれた荷物の中に忍ばせた励ましの手紙を見つける。

翌朝、ジョンはサリーの病室を訪ねる。付きっきりで眠っていたドンは嘆きながらも会社に向かう。ジョンはサリーに好物のプレッツェルとアイスを差し入れ、励ます。ジェイソンはそれを見つけると、サリーが糖尿病予備群だと指摘してプレッツェルとアイスを取り上げる。ジェイソンはジョンを病室から連れ出すと、ジョンがグウェンに手を出さないか心配する。ジョンは出産間近の彼女がおり、グウェンには未練が無い事を明かす。ジェイソンはグウェンからジョンを夕食に招くよう言付かった事を伝える。病室に戻ったジョンは進路を誤った事を悔い、志望していたグラフィックノベルの道は無理だと吐露する。サリーはレベッカが出版すべきだと言っていた事を明かすと、自らは早くに結婚、出産した為に創造的な何かをする機会が無かったと振り返り、ドンとの結婚を早まったかも知れないと漏らす。そこへロンが二人の娘を連れてやってきてサリーを喜ばせる。ジョンはレベッカに連絡し、諸々の経緯を伝える。

一方、出社したドンは、社員が給料の未払いで欠勤している事を知る。ドンは銀行を訪ね、一ヶ月分の社員の給与を支払う為の融資を請うが、逆に破産申請を促される。ドンはその足で酒屋を訪ねる。ジョンはかつてお気に入りだった湖を訪ねると、童心に帰ってタイヤブランコに興じ、湖に落ちる。間もなく、娘達を心配したステイシーがダンと共に病室にやってくる。ステイシーは娘達を勝手に連れ出したロンを非難する。ロンはこれまでの自分の未熟さを弁解し、復縁を求めるが、ステイシーに一蹴される。

後日、ジョンはジェイソンとグウェンの家を訪ねる。二人の赤子はジェイソンに懐かず、ジョンに良く懐く。ジェイソンが席を外すや、グウェンは突然ジョンに口づけし、ジェイソンとは相性が悪いと漏らす。ジョンは出産間近の彼女がいながら、結婚していない事を明かす。ジェイソンは酔った勢いで、金持ちの彼女がいれば貧乏でもヒモになれると皮肉を口にする。食事を終えて帰路に着いたジョンは、グウェンに会って口づけされた事をレベッカに報せた上で、心配無用だと説く。ジョンは会話を続けながら酒屋に寄り、レベッカの不安を解く為に愛していると伝える。その時、ジョンは店内でバイトしているドンと遭遇し、電話を切る。ジョンはレベッカに支援してもらえば良いとドンに提案する。ドンはそれを拒むと、自らの至らなさ故にこの年でやり残した事に気付くのは恐ろしいと説く。ジョンはまだ間に合うと励ます。ドンはこれでも努力したと説き、ジョンに理解を求める。夜更け、心配を募らせたレベッカがタクシーでジョンの元へやってくる。ロンはジョンとレベッカの関係に触発され、寂しさの余り、ステイシーの家を訪ねると、娘達の部屋に窓から忍び込んで一緒に眠る。

翌朝、レベッカは腹の痛みを訴える。ジョンはレベッカを病院に連れていき、検査の末に大事に至らなかった事と共に、赤子が双子だと知る。レベッカはそれをサリーが倒れた日に知りながら、ジョンがこれまで以上に結婚を負担に感じる事を憂慮して黙っていた事を明かすと、一緒に乗り越えられると励ます。ジョンはそれを否定し、失望させる人が増える事に耐えられる自信が無いのだと明かす。レベッカはジョンの本心を知って安堵すると、ジョンを本気で必要と感じているのだと訴える。一方、ステイシーは娘達を起こしに行ってロンに気付くと、警察を呼び、ロンは逮捕される。そこへダンが駆け付ける。ロンは寂しくて他に行くところが無かったのだと弁解する。ダンは牧師として話を聞く意向を示し、ダンは解放される。

ジョンはサリーの病室を訪ねる。窓際で立ち尽くすサリーは、頭髪を剃りたくないと訴える。サリーは父親になる事への不安を抱くジョンの心情を悟ると、やってみて初めて大丈夫と分かるのだと諭す。そこへジェイソンが剃髪に来る。ジョンはジェイソンに代わってサリーの剃髪を担う。サリーは明後日の手術に備えて、最後の晩餐を待つ意向を示す。ジョンはそれがヨーグルトとゆで卵だけの味気ない食事だと知ると、サリーをこっそり病院から連れ出し、ファストフード店に連れて行く。ジョンはドンとの結婚の後悔の件を改めて尋ねる。サリーはそう言ったのが腫瘍のせいだと説き、ドンとは38年の善き歳月を重ねてきたと答える。そこへドンとロンが駆け付ける。四人はスイーツを食べながら談笑する。

手術当日の朝。サリーはドン、ロン、ジョンをそれぞれ抱き締めた後、突然泣き出し、手術を拒む。ドンはサリーが好きなインディゴ・ガールズの"closer to fine"を歌い始める。ロンとジョンもそれに合わせ、三人は合唱でサリーを送り出す。サリーは穏やかな気持ちで手術に臨む。三人とレベッカは手術が無事終わるのを待つ。ジョンはロンと二人きりになると、ドンがロンと共同経営をしたいと希望していながら、プライドが邪魔をして言えないでいるのだと説くと、会社が上向くまでは無給で働くよう提案する。次にジョンはドンに対し、ロンが会社に戻りたいと思っており、会社が上向くまで無給で働く意向だと伝える。手術は無事成功し、サリーは集中治療室での経過観察に移る。ドンは一人で残る意向を示し、ロンとジョンを帰らせる。ロンはステイシーの許可を得て、娘達を実家に連れて行く。

翌朝、サリーは目を覚ます。ドンは腫瘍が取れた事を伝える。サリーはそれを聞いて喜ぶと、眠る様に息を引き取る。後日、家で悲しみに打ちひしがれるドンの元に、ジェイソンがサリーから生前に託された手紙を届けに来る。それには「元気を出して、ドンのおかげで幸せだった」という旨が綴られており、ドンは悲嘆する。そこへジェイソンが、数分待って届ける様に言われたというもう一つの手紙をドンに手渡す。それにはドンに泣くのを止めて、葬儀の準備を促す旨が綴られており、ドンはサリーの気遣いに感涙する。

ジョン、ロン、ドンは葬儀屋に費用の相談に行く。ドンはロンとジョンに金の心配をされながらも、一番上等な棺を希望する。葬儀屋は既に匿名で支払いが済んでいる事を伝える。それを受けて、ジョンはレベッカに会いに行き、受け取れないと伝える。レベッカは家族だから助け合うのだと訴える。ジョンはその場に跪き、レベッカにプロポーズする。ジョンはレベッカをお気に入りの湖に連れていき、ダンとロンの立会の下、結婚する。二人は互いの薬指にペンで指輪を描くと、口づけを交わす。

サリーの葬儀の日。ジョンが弔辞を読む途中、レベッカは産気付く。ロンの車が故障した為、ジョン達はレベッカを霊柩車に乗せて病院に搬送する。病院に着くと、ジョンはレベッカを車椅子に乗せて産科へ運ぶ。ドンとロンは今後の展望を確認し、抱き合う。

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