チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

20200112

カレンダーを見て気付いたが、世間様は三連休の真っ只中だった。センター試験は来週末だから、受験生諸君は最後の追い込みに励んでいることだろう。私もできることなら大学受験の頃から人生をやり直したいものだ。ハッと目が醒めて、この不毛な現実が実は長い悪夢に過ぎなかった、みたいな展開であって欲しい…的な妄想に耽らない日はない。今日は図書館へ本の受け取りに出かけ、ついでに遠回りして大型スーパーへ買い物に寄った。当たり前だが、新年が明けて半月も経とうとしているから、店内の光景は平時と変わらなかった。それにしても雪はまったく降らない。記録的な少雪なまま、今シーズンは終わっていくのだろうか。

20200111

新年が明けてからもう10日も経ったというのに、いまだに2020という数字の並びに慣れない。2020という文字列を凝視していると、たちまちゲシュタルト崩壊して意味を見失ってしまう。今日は昨日の遠征の疲れがドッと出て何もする気になれず、一歩も外出せずに布団に包まって過ごした。BDとネトフリとアマプラでそれぞれ映画を一本ずつダラダラと観たのだが、その間に睡魔に抗しきれず三度もうたた寝してしまった。午後にユニクロから店舗に商品到着のメールが来た。昨日だったらばっちり受け取れたのに残念だ。近々、これといって用事もないのにまた遠征せねばならない。行く手間はともかく、交通費が惜しい。

20200110

今日は都心部の皮膚科に出かけるついでに、シネコンポン・ジュノ監督の新作『パラサイト 半地下の家族』を観てきた。カンヌでパルムドールを受賞した事で俄然期待が高まっていた本作だが、その期待を大きく上回る超絶痛快なブラック・コメディの傑作で、まさに韓国映画ここに極まれりという出来栄えだった。オリジナル脚本でここまでレベルの高い作品を生み出せるポン・ジュノ監督はやはり凄い。しかし、こんなに面白い作品が公開初日に小さめのスクリーンを充てがわれているのはまったく解せない。シネコン側としても需要を予測しての措置なのだろうが、できればもう少し大きいスクリーンで観たかった。帰りにはユニクロに寄って、夏に着るUTを一着買った。当初の予定では、店頭に在庫がないためにオンラインでポチった別のUT一着を、ついでに店頭受取するつもりだったのだが、発送がかなり遅かったのでまだ店頭に到着しておらず、来週改めて受け取りに出向かねばならない。送料無料の店頭受取が結局裏目に出てしまった形だ。