チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ジェニたん無双。

しんみりとアンニュイな朝にはZARDが乙ですなぁと5枚めのアルバム「OH MY LOVE」を聴きながら。ビーイング系がチャートを席巻したあの頃が懐かしいよ。これなんか19年も前のアルバムだ。ちなみに僕が聴いているのは昨年リリースの「ZARD ALBUM COLLECTION ~20th ANNIVERSARY~」(12枚組)の中の一枚なのだが、そのリマスタリングの仕事っぷりたるや鬼凄である。特に初期の作品なんかまるで別物の様な瑞々しさが備わっている。ま、ちょっと思い出補正がかかってるが。前述の「OH MY LOVE」では「もう少し あと少し…」が大のお気に入り。一度も恋愛の経験がない僕に女ゴコロなど微塵も分りようがないのだが、この歌詞の湛える匂い立つような愛の重さは、どれだけ歳を食ってもおっさんの琴線を掻き鳴らすワケで・・・マジでセツナイ。ところでこのALBUM COLLECTIONは買えば2万円以上もするので、当然乞食の僕に手が届く様な代物ではない。リリース直後にツタヤ大型店まで赴いてレンタルしたのだが、12枚組で1枚分の料金だった!今更ながらにこれってどうなのかしらん(笑)

ZARD ALBUM COLLECTION~20th ANNIVERSARY~

ZARD ALBUM COLLECTION~20th ANNIVERSARY~

昨日はデヴィッド・O・ラッセル監督作「世界にひとつのプレイブック」を鑑賞。いかにもメリケンな感じのラブコメ作品。純愛モノかと思ったが主役の男女がメンヘラ気質という、意外にも重みのある作品だった。片や妻の浮気現場を目撃し、片や夫と死別し、という窮状で互いにココロを病んでしまった二人が出会い、惹かれ合い、その過程で人生を再生させていくドラマチックなお話。本国では大ヒットし高い評価を得たものの、日本では興行的にサッパリって感じ。ツタヤでも新作コーナーの一等地ではなく、二軍落ちの棚に少量入荷したのみで何をか言わんや。ま、向こうのカルチャーに通じていないとまるごと楽しむのは難しいとは思うのよね。かくいう僕もアメフトなんか全然知らんから、その部分だけフィーチャーされると白ける。それでもコアな部分を楽しむには支障がないんだから、もう少し評価されて欲しいなぁ。本作の見どころと言えば一にも二にもジェニファー・ローレンス。もう非の打ち所ナシの気迫に満ちた演技で、見事アカデミー主演女優賞ゲット。ロバート・デ・ニーロに食ってかかるシーンは特に印象的。他にもジェニたんの魅力的で惚れてまうやろ~なシーンがたくさん。いわばジェニたん無双である。おっさんはべた惚れ。あと、デ・ニーロの毒っ気のない普通のお父さん役も実に味わい深くてハマってた。そうそうクリス・タッカー久しぶりに見たわ。恋愛っていいよなぁ、家族っていいよなぁと、幸せの青い鳥を探しに旅にでも出ようかしら、なんて溜息混じりに考えたくなる傑作。これセル版欲しいわ。