チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

台風来る来る。

起床してテレビに目をやると、京都・滋賀に大雨特別警報の速報が出た。先月末から運用開始された特別警報が早速発令されているようだ。「最大級の警戒を」や「身の安全の確保を」という警告とセットだったが、傍から見てるとどうもピンとこないもんだね。その地域に住んでる人は、警告を見るまでもなくリアルタイムで現状のヤバさを感じ取れそうなもんだし。しかし、すわ警告かって段になったら冷静沈着な判断ができるか不安だわ。とりあえずどうすりゃいいのよ~って、各自メディアなどの情報を頼りにしつつ、結局自己判断ってことなのかしら。こう考えた時、テレビって情報の速報性や、パッと見で入ってくる情報量の多さという点で、まだまだ現役かねぇ。ま、NHKだけで事足りるけども。台風18号はこのまま行くと都心直撃コースという無慈悲ぶりを発揮しそうで、台風とはほぼ無縁の土地からお祈り申し上げます。ほんと他人事なんどす。ってか気圧の波がメンタルの波とシンクロするからしんどいの。

昨日はジョン・マクティアナン監督作「レッド・オクトーバーを追え!」を鑑賞。ソ連の体制に不満を抱いた将軍が、新造艦レッド・オクトーバーで米国への亡命を図るというサスペンス作品。潜水艦映画の代表作の1つ。潜水艦を題材にした映画って避けがちなんだよねぇ。潜水艦の中って基本、野郎だけの世界だから、その閉鎖的な環境とも相まって息が詰まるというか何と言うか。ってことで本作は初見。米ソ冷戦のまっただ中、国同士で政治的な鍔迫り合いを演じながらも、現場レベルでは一触即発の事態を回避しつつ、なんとか意思疎通を図って事態を収集って辺りが見どころ。将軍が寡黙なもんだから、どうもその亡命に賭ける思いが掴み取れず、いまいち感情移入できなかったなぁ。黙して語らずの美学っつうのかねぇ、アレじゃ腹心や部下がやってられまへんがな。あとコレ系の作品で、ソ連側が普通に英語喋ってると萎えるわー。作品上の便宜的なもので、実際はロシア語を喋ってる体なんだと理解はできても、どうもモヤモヤしてしまう。そこはかとなく漂うウホッ感に当てられてしまったが、最後のクマのぬいぐるみで現実感を取り戻せて良かった(笑)。