チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

おっさんの寝相問題。

またしても布団ミノムシ状態で惰眠を貪りまくってしまった。若干鼻詰まり気味で鼻呼吸をするとズズズッ!と音が出るのだが、その音の大きさに驚いて目覚めた様な気がする。実際にどんな音だったのか再現できないのだが、とにかくイビキにも似た騒々しい音だったと思う。自分が斯様に禍々しい音を立てられたものかという戸惑い。もしかしたらすべて夢だったのかも知れないが、ここはとりあえず加齢のせいだということにしておこう。しかし自分が眠っている間の様子は、一度撮影してみたいもんだな。男女を問わず誰かと一緒に眠った経験が全くなく、自分の寝相の如何やイビキの有無など、客観的に評価してもらう機会がないワケで。いやその事実自体哀しいけどさ・・・。ところで台風が本州に接近してきたせいで、遠方だというのにこちらでも風と雨足が強まってきたぞ。そろそろ借りている図書を返却しに行かねばならんのだが、さてどうしたもんかしら。明日まで間断なく降り続きそうなんだよなぁ。

昨日はトム・ティクヴァ監督作「ザ・バンク 堕ちた巨像」を鑑賞。原題の"The International"が表す通り、国際社会を舞台にした巨大銀行の金融犯罪を暴くサスペンス作品。邦題がB級臭さを匂わせてやや残念だが、なかなかどうして重厚で味わい深いドラマだった。クライブ・オーウェン演じる主役のサリンジャーはインターポールのデカなのだが、普通のキレ者のおっさんって感じなんだよね。ヒロイックなゴリマッチョでなければ、特殊能力を持つスーパーマンでもない。剰えインターポールには逮捕権がない。これにはちょっと驚いた。つまり各国捜査当局に対し、情報提供などの捜査協力しかできないということらしい。とまれそんな男が、巨大銀行とシンジケート組織が織りなす犯罪に敢然と立ち向かうワケで、そこはかとなく無理ゲー感が漂うも、実際無理ゲーでした的なオチ。まぁ一片の救いは用意されていたが、それだけ。現実社会もこれと似たようなもんか、もっと巧妙にシステムに組み込まれてるんだろうな。