チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

坊主一週間。

この日記、すっかり昼に書くようになってしまった。何とかせいって言ってんのに。まぁそれはともかく、坊主にしてから一週間が過ぎたワケで。だいぶサマになってきた、というより、単に目が慣れてきたのだろうが、新しい自分にしっくりきている。何が嬉しいかって、癖毛のうねりから生じるストレスから完全に解放されたことである。最近でこそ、いくらかマイルドな悩みにはなっていたが、若かりし頃はそれはもうこのうねりが嫌で嫌で仕方なかった。学生時分にはさらさらヘアーの同級生に憧れて、母親のヘアアイロンを奪っては、毎朝髪をストレートに伸ばして登校していた事もある。雨の日には学校に着いた時点で、もううねり毛に戻ってしまい、一日憂鬱な気分で過ごしたものだ。バイトを始め、自由になる金が手に入り出すと、それまでの理髪店から美容院に行くようになった。キモメンで対人恐怖の僕にはそれはもう敷居が高かったが、パーマや染髪でいくらかサレオツにしてもらい、フツメンとして生まれ変わるのが快感だった。決して安くはない料金を払うだけあって、美容師のテクは流石だよね。いやぁ、あの頃が懐かしいよ。ただただコンプレックスから逃れることに苦心惨憺の日々だったが。青臭いと一笑に付すことができるほど、今の僕は精神的に成長していないのが哀しいけどさ。坊主で更に嬉しいのは、頭皮の炎症部にクスリを直塗りできるようになり、症状がかなり治まってきたこと。赤みさえ引けば見栄えは更に良くなるだろうし、人目に晒しても問題ないレベルにまで落ち着きそうだ。

昨日はWOWOWの連続ドラマWマークスの山 Vol.1」をDVDで鑑賞。なかなか上質で骨太なサスペンス作品。未だかつて衛星放送を契約したことがないので、WOWOWも観る機会がないのだが、こういう質の高いドラマをやってると知りつつも、リアルタイムで観られない歯痒さは感じてるんだよなぁ。まだシリーズ前半部分で「マークス」というキーワードを軸に、物語の胎動が始まった段階だが、引きのある展開で心はもう奪われ気味。キャストも錚々たるメンツで見応え十分。早く続きを観たいぞ。