チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

根雪なくなる。

氷雨降る週末。また冷え込みが強まり、今日明日と荒れ模様らしい。これで路上に残っていた根雪も綺麗さっぱり融けきってしまいそうだ。ここらで今季コケカウントを確定してしまおう。

【2013AW コケカウント:2.5

雪国で生活するスキルが徐々に身につき始め、またスノーブーツを新調した甲斐もあって、大過なく今冬を終えられたコトをまずは喜びたい。ま、それにしてもいい齢したおっさんがすってんころりんと転ぶ様は、ダサダサの極みなのだけれども。来季こそゼロコケを達成し、サレオツなおっさんでありたい。サレオツと言えば、そろそろ衣替えの準備をせんとなぁ。替えるといっても数えるくらいしか服ないんだけどさ。おニューの服がほすぃ・・・

 

映画鑑賞記

J・A・バヨナ監督作「インポッシブル」("The Impossible" : 2012)

2004年のスマトラ島沖地震で発生した津波に見舞われるも、奇跡的に生還した一つの家族の実体験を基にした、スペイン発の作品。プーケット島にクリスマスのバカンスに訪れていた一家5人。プールでのんびり遊んでいたところへ、大津波が押し寄せ、為す術もなく濁流に飲み込まれてしまうワケです。5人は命からがら生き延びるも、家族は二手に別れてしまい、互いに音信不通に。インフラが完全に途絶した中、満身創痍の身でありながら、それぞれが懸命に生き抜き、一家が奇跡的な再開を果たすまでを克明に描いています。コレは思いの外、圧巻の出来栄えで面白かったですわ。面白いというと語弊があるけれど、序盤の大津波のシーンは、そこらのディザスター映画やパニック映画なんかが、子供騙しにしか思えない程に力が入っていて、震災による後遺症を患っている方は観るのを控えたほうが良いかもしれない。それくらい凄まじい出来栄え。母親役のナオミ・ワッツが重傷を負い、弱っていく様子がこれまたリアルに表現されていて、その痛々しさに観ていて辛くなってしまった。もちろん実際の被災地はこんなもんじゃないだろうし、まさに筆舌に尽くしがたい惨状であったことは想像に難くないけど、だからこそこうして表現しうる限界に挑戦する試みは素晴らしいなと思うワケですよ。また、単に美談としてキレイ事オンリーで終わらせるのではなく、比較的所得水準が高いこの一家だからこそ、現地で最高の医療の恩恵を受けることができたコトや、感動的な再会の一方で、数えきれぬほどたくさんの命が失われ、また散り散りになったままの家族があるコトを印象づけるシーンが、それとなくシニカルな感じで挿入されていたりする。ときに昨日、偶然にもチリ沖地震津波が発生していたところなのだけど、本作を観ることは予定されていたコトで、運命的なナニカを感じずにはいられなかった。

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