チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

気温、下がり始める。

断続的に雨足が強まる一日。外は涼しいのだが、室内には熱気が篭ったままで、夕方になってようやく室温が30度を下回った。一週間ぶりくらいだろうか。まだ快適には程遠いが、平年の気温の推移を見ると、今後は下がっていく一方だから、とりあえずこの辺が耐え時じゃないかと思う。

月始めから風邪で寝込み、その後も本調子に恵まれなかったせいで、というかそれを言い訳にして、今月はまだハロワ参りをしていない。それどころか生産的な事に何一つタッチしていない。なんとものんべんだらりとした夏が過ぎていく。明日は通院ついでにハロワに逝ってこようかしらん。その前にセルフカットをして身綺麗にせねば。

 

映画鑑賞記

ニコラス・ウィンディング・レフン監督作「ドライヴ」("Drive" : 2011)

 「逃がし屋」という裏の顔を持つ男が、ある母子の為に、その身を賭した戦いに臨む様を描くクライム・ドラマ作品。

その男は整備士を生業とする傍ら、卓越した運転技術を活用し、映画のカースタントとして日銭を稼いでいた。寡黙で感情を表に出さないその男には、もう一つの裏の顔があった。犯罪者の逃走を車で手助けする「逃がし屋」として暗躍し、報酬を得ていたのだ。ある時、彼は移ったばかりのアパートで、隣の部屋に住む人妻アイリーンと懇意になる。夫のスタンダードが刑務所にいるため、アイリーンは息子のベニチオと、母子二人だけで慎ましく暮らしていた。男は母子と共に過ごす何気ない生活の中に、この上ない安らぎを見出していくのだった。ところが程なくして、スタンダードが服役を終え、アイリーンらの元へ戻ってくる。もう過ちは繰り返さないと誓ったスタンダードだったが、犯罪組織に嵌められ、強盗を強制される事に。男はアイリーンとベニチオを思う一心で、逃がし屋としてスタンダードに協力するのだが・・・。

僕にとって初のレフン監督作品。寡黙で哀愁漂う凄腕ドライバーの男(ライアン・ゴズリング:役名無し)は、実は一流の「逃がし屋」ってハナシ。アイリーンらには素性を隠し、努めて優男を演じる一方、心に何か背負っている感じで、犯罪性向の強さを匂わせるものの、男の過去は明示的には描かれない。前半こそ、男とアイリーンの関係が微笑ましく描かれるのだけど、中盤を過ぎた頃から、一転してバイオレンスな演出が解禁され始め、なるほどこれがレフン監督の作風なのねと思い知らされる。ショットガンでアタマがぶっ飛んだり、ボロクソに蹴り倒してアタマをぶっ潰したり、思いの外、描写はエグい。刹那の愛と無限の寂寥感のみが後に残った。

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