チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

お塩は少々でしょでしょ。

また新しい朝が来てしまった。今朝未明に、小惑星が地球の側4万キロまで接近すると聞いていたので、起きたらもう目覚めることはないかも知らんと思って、ほんの少し覚悟を決めて眠りに就いた。もちろん衝突の可能性が無いことは予め分かっていたが、月までの距離がおよそ40万キロだから、なかなかどうして胸が熱くなる様な接近ぶりじゃないだろうか。ああ、僕は期待したさ!地球が今日終わることを!だてに「はよ人生終わらんかな」と謳っているワケではないのだ!エッヘン!一人で勝手にタヒんどけってハナシよね。

ときに、先週OAされたクローズアップ現代の減塩特集は衝撃的だった。いつだったかの卵子老化を取り上げた回に匹敵する訴求力があったんじゃないだろうか。日本人が塩分を摂り過ぎている事はこれまでも再三指摘されてきたし、国も減塩を促してはいるものの、具体的に何をどうしろというメルクマールがないから、長らく国民の自主判断に任されてきた。しかし今後さらに増加の一途を辿る医療費を抑制するためには、もう国を挙げて減塩に取り組まなければならない、そんな時期が来ているようだ。遅きに失するその前に、一にも二にも減塩減塩。メタボで騒いでいる場合じゃない。

一般的に一日6グラム程度が摂取量の目安とされているのだが、日本人は平均して10グラム以上摂取している。近年、夏場には水分のみならず塩分補給を殊更頻繁に推奨される様になったが、あれとて本来は不要というか、摂り過ぎを助長しているそうだ。ハードな運動や仕事で、それこそ滝の様な汗をしとどにかくような人を除いては、普通の食事で必要な、いや必要以上の塩分は摂取できているのだから、ここに更に塩分を投入するなど狂気の沙汰に思えてならない。

僕などはなんちゃって調理しかできないズボラ男で、調味料、加工食品のオンパレードな食生活を送っており、自分の塩分摂取量なんてこれまで顧みたこともなかった。何にせよ摂り過ぎは良くないなんて事くらい猿でも分かろうが、PPKを実践するためには、減塩を追求せねばならないとここに決意した次第である。人間は6週間程で薄味に慣れてしまうそうだし、習うより慣れろだ。というか、単純に食べる量を減らすのが手っ取り早いんだろうな。あと間食も・・・運動だってせにゃならんわ・・・ぐぬぬ・・・

 

映画鑑賞記

永井聡監督作「ジャッジ!」(2014)

国際広告祭の審査員として、自社の出品するCMを優勝に導かなくてはならなくなった、大手広告代理店CMクリエイターの奮闘ぶりを描くコメディ作品。

大手広告代理店「現通」で、CM製作に携わる若手クリエイターの太田喜一郎(妻夫木聡)は、熱血漢で人柄は良いものの、生真面目でうだつが上がらない存在として、社内での評価は芳しくなかった。ある日、喜一郎は上司の大滝一郎(豊川悦司)より、サンタモニカ国際広告祭に、自分の代わりに審査員として参加する様に命じられる。実は、取引先のちくわメーカーが製作した低クオリティなちくわのCMを、現通から出品する事になり、優勝に導く事が至上命令であったのだが、大滝は責任を逃れる為に、仮名表記で同名となる喜一郎に丸投げする事にしたのだった。喜一郎は英語もろくにできず、困惑するのだが、閑職に就いている事情通の鏡(リリー・フランキー)を大滝に紹介され、審査員として必要な知識や英語を教わり始める。しかし、どれも有益と思えない様なものばかりで、喜一郎の焦りは募るばかり。また、配偶者の同伴が必要とされ、同僚で優秀な大田ひかり(北川景子)に夫婦を演じる様に頼み込み、なんとか同意を取り付ける。急拵えで準備を済ませ、はるばるサンタモニカへと赴いた喜一郎とひかりだったが、彼らを待つのはカネとコネが一票を左右する、審査とは名ばかりの世界だった。

パッケージの印象では三谷幸喜的なノリの、良い意味でごちゃごちゃっとした作品を想像したのだけど、思いの外、小ざっぱりとしたコメディ作品だった。ド素人が作ったちくわのCMを優勝に導かなければクビと宣告され、本来ならなりふり構わぬ権謀術数を働かせるところだけど、喜一郎はCMにかける情熱と信念だけは人一倍だから、不正は絶対に許せない。クビは当然嫌だけど、低レベルなCMが評価される様に仕向けるのも嫌だと、こういうワケですな。んで、どっちつかずでウジウジしている喜一郎を、叱咤して舵を取るのが超優秀だけどキツ目のキャラ&ギャンブル狂のひかり。ヘタレ男の妻夫木聡ツンデレ女の北川景子、この2人の凸凹関係っぷりが実に愉快でハマってると思う。ストーリーはまぁ予定調和ではあるのだけど、北川景子の魅力で細かいことはどうでも良くなっちゃいますな。美しすぎるだろ、北川景子・・・。個人的に彼女の作品をもっと観たいのだけど、ジャニ系イケメソとの共演作が多いから敬遠しちゃうんだわ。僕はジャニ系イケメソだけはどうしても受け付けん。無理なんや。おっとそんなことはどうでも良かった。鈴木京香も色っぽくて良かった良かった。

f:id:horohhoo:20140908004059j:plain

f:id:horohhoo:20140908004103j:plain

f:id:horohhoo:20140908004106j:plain

f:id:horohhoo:20140908004111j:plain

f:id:horohhoo:20140908004114j:plain