チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

某、許煙につき。

そうだ、世間様は3連休なのであった。もう50年も経てば、全人口に占める高齢者の割合が5割くらいになりそうだから、そんな時代になっても「敬老の日」でいいのかとか、いったい誰が誰を敬い、祝うのかとか、愚にもつかぬ事を考えてしまった。そんな事より、銀行でお金を下ろしておいて良かったと胸を撫で下ろした。そっちの方が大事なのさ。こんなおっさんまで敬う対象にされちゃ若者もたまらんよね。

普段、そんなに増田を見る事もないのだが、昨日たまたま目に付いたので。会社員と称する女性が、タバコは所在なさや居心地の悪さを回避する為のツールだという旨を述懐している。僕自身は嫌煙厨というワケではないものの、これまで一度も喫煙の経験が無いために、喫煙者の心情を慮る事はなかなかどうして難しい。とくに年頃の女子がスパスパ吸っているのを見るにつけ、残念な気持ちにさせられるのは否めない。こればかりは生理的なモノだからどうにもならない。しかしそんな僕でも、社会から喫煙スペースを完全に排除するのはやり過ぎだろうぐらいには思う。尤も、それはモノ分かりの良い大人を演じたいという側面もあるのだけれど。

さて、上記の増田に述べられている主張についてだが、腹に落ちたというか、自分もぼっちであるせいか、特別な親近感を覚えてしまった。体の良い口実だと一蹴する向きもあろうが、彼女が「武器」と表現した様に、一度そうしたツールを手にした以上、依存症とはまた別の次元で手放せなくなってしまったというのは、喫煙者でなくとも想像に難くない。というか、そういう見方、考え方をこれまでしてこなかった自分が少しだけ寂しく思えた。

どれだけ感じが悪く他人に変な印象を与えるかはお分かりであろう。

ホントこれ、ぼっちあるある。僕はまさに彼女のいう「ポチポチ携帯」派のぼっちで、これまで所属したあらゆる職場で、周囲に溶け込めず、居心地の悪さを感じてきたのだ。僕だってほんの些細なきっかけで、タバコを吸い始めたかも知れないじゃないかと。嫌煙より許煙スタンスくらいが丁度良いんじゃないかなと。何故か上から目線になってしまうのだが、とりま今日のところはそう思う次第であります。マナーの悪い喫煙者はシバキたくなるけどね。歩きタバコとかポイ捨てとかマジファックでしょ。

 

映画鑑賞記

ミカエル・ハフストローム監督作「1408号室」("1408" : 2007)

ある曰くつきのホテルの一室で、一人の作家が体験する超常現象の一部始終を描くホラー作品。

エンズリン(ジョン・キューザック)は各地のスポットで心霊現象や超常現象を取材しては、ルポに纏め著している作家。彼自身、その手の現象の類には懐疑的だったが、自ら現場に赴き調査、取材する事で謎を解き明かす目的があった。しかし、一部のファンを除き、その知名度はいま一つだった。ある時、彼の元に一通の絵葉書が届く。ニューヨークのホテル「ドルフィン」が描かれたその葉書には、「1408号室に立ち入るな」とのみ記されていた。過去の新聞記事に当たり、多くの人がその部屋で、自殺を含めた不審な死を遂げている事実を知った彼は、早速ドルフィンに連絡し、1408号室に宿泊したい旨を告げるのだが、取り合ってもらえない。業を煮やした彼は直接ドルフィンに赴き、支配人のオリン(サミュエル・L・ジャクソン)に直談判に臨む。オリンはその部屋で死んだ56人の男女の詳細について明かした上で、1408号室への宿泊を渋々許可するのだが・・・

スティーブン・キング原作って事で、なるほどキングのテイストですねって感じのサイコホラーな作品。エンズリンは曰くつきの1408号室についても当然懐疑的。新作のネタにしてやるか的なノリで、オリンの反対を押し切って半ば強引に宿泊。オリンはあの部屋で1時間持った人間はおらん、やめときなはれと警告するも、当のエンズリンはなんのその。ところが入ってみると、1408号室は間取りや調度品なんかも含め、一見、平凡なホテルの一室。拍子抜けするエンズリン。ところが程なくして、彼は怒涛の超常現象の数々に見舞われてしまうワケですな。しかし、それが現実に起こっている事象なのか、或いは彼の心理状態を反映した妄想なのか、後半まで分からない様になっている。結局フワフワっとした感じで終わりを迎えポカーン。雰囲気はなかなか良かったんだけどねぇ。もう少しなんとか・・・。ちなみにサミュエル・L・ジャクソンの登場シーンは少ない。

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