テレビ東京系ドラマ24「みんな!エスパーだよ! Vol.1 (第1話~第3話)」(2013)[DVD]
田舎町で突如、超能力に目覚めた者達が集い、活動を共にしていく様を描くコメディ作品。
第1話
愛知県の田舎町、県立東三河高校に通う冴えない生徒・鴨川嘉郎は、ある日を境に突然、人の心の声を聞く超能力テレパシーに目覚める。嘉郎は、親友のヤスにその事を打ち明けると茶化されるが、テレパシーで人生を変えようと決意する。東京から転校してきた浅見紗英に恋心を抱く嘉郎は、社会科の教師でエロい妄想ばかりしている林から守ろうと奮起する。その頃、町に超能力者として覚醒した者が出現し始めた事を察知した、超能力研究者の男とその女助手が到着する。男は研究が陽の目を見る時だと意気込む。嘉郎は馴染みの喫茶店シーホースのマスター・永野輝光からテンガをもらい、紗英の事を考えオナニーしようとするが、良心の呵責に苛まれ、使用を躊躇う。嘉郎は授業中、屋上にいる黒衣を纏った謎の男を見かけ、不審に思う。嘉郎の覚醒と同じ頃、幼なじみの平野美由紀もテレパシーに目覚め始め、戸惑う。美由紀は不良仲間の嘉山に言い寄られるが、嘉山の心の卑猥な声を聞き、蹴り飛ばす。嘉郎はひょんな事から、バスケ部の江崎が念動力・テレキネシスの持ち主だと疑い、能力者として悩みを共有し、世界を救うために共に活動できると思い立ち、江崎と接触を図る。しかし、実は永野がテレキネシスの持ち主だと判明する。永野はエロ目的にのみテレキネシスを用いる事ができると打ち明ける。嘉郎は永野が母・律子をオカズにしている事を知り、嘆く。超能力研究の男は、19世紀のアメリカと同じ現象が起きていると判断し、一刻もはやく能力者を集め、世界の諸問題を解決し、世界平和に導くための方策を練る。ある日、嘉郎はシーホースで紗英を発見し、心の声を聞くと、紗英でオナニーしていると疑われている事が分かり、ショックを受ける。翌朝、嘉郎はバス停で、テレキネシスを使ってスカート捲りに励む永野と出会う。永野のターゲットは紗英で、嘉郎も応援するが、失敗に終わる。
第2話
ある日、嘉郎はヤスと共にシーホースに入り、エロの事しか考えていない永野に呆れ、その直後、紗英のパンチラで勃起する。嘉郎は、紗英が心で永野を素人童貞と詰り、更に嘉郎が紗英でまたオナニーするのだと疑われているのを聞き、ショックを受ける。嘉郎は紗英の誤解を解くべく、思案に暮れていると、紗英のパンチラで再び勃起し、紗英にそれを見られてしまう。美由紀は林が心でヤリマンだと詰ったのを聞き、憤り、詰め寄る。それを見た嘉郎は、美由紀が同じ能力を持っているのだと疑う。美由紀は突如現れた能力に困惑する。そこへ嘉山から謝りたいと連絡を受ける。嘉郎は美由紀が悩んでいると推察し、悩みを共有する内に恋仲になるのでは無いかと考え、勃起する。それを再び紗英に見られる。美由紀は心の声を遮断し、嘉山をもう一度信じてみる事にする。嘉郎は嘉山とすれ違いざまに、心の声を聞き、嘉山が美由紀と強引にセックスしようと企んでいる事を知る。嘉郎は美由紀を心配し、嘉山の後を追うと、永野を呼び出して協力を請う。美由紀と落ち合った嘉山は、体調不良を装い、半ば強引に美由紀と共にラブホに入る。嘉山は部屋に入るや否や、美由紀に介抱を求め、陰部を擦る様に促す。嘉郎と永野は隣の部屋に入り、美由紀の様子を窺う。嘉郎は美由紀にテレパシーで交信し、逃げるように説得を試みるが、美由紀が嘉山を信じると言って聞かない為、永野に美由紀の動きを止めさせる。誤解した嘉山は豹変し、美由紀とプレイを始めようとするが、そこへ嘉郎達が押し入る。美由紀は嘉山の心の声を聞き、憤り、嘉山を殴り倒す。嘉郎達はラブホから出たところで、偶然、紗英と出会う。紗英に3Pしたと誤解された事で、嘉郎は落胆する。
第3話
ある日、バスケ部の榎本洋介は瞬間移動・テレポーテーションの能力に覚醒する。しかし、意図せず、練習中に能力を使い、裸姿になってしまった事で退部処分となる。能力に可能性を見出した榎本は、バドミントン部の紗英が部室で着替えているところにテレポートし、裸で欲情させ、セックスに持ち込もうと計画する。榎本の心の声を聞き、その企みを知った嘉郎は、紗英を救うべく、美由紀と共に永野に協力を要請する。永野のテレキネシスで部室のスペアキーを持ち出すと、嘉郎達は紗英の元に向かう。榎本は部室にテレポートするも、紗英と入れ違いとなる。榎本は代わりに、紗英の携帯を持ち出す事にするが、テレポートで移動できるのは体だけの為、携帯を肛門から体内に押しこめば、持ち運べると考える。榎本が苦慮しているところに、嘉郎達が到着する。永野はテレキネシスで携帯を肛門から引き出そうとするが、力負けする。携帯を肛門に突っ込んだ榎本は、テレポートで部室から脱出する。嘉郎達は屋上に逃げた榎本を追い詰める。嘉郎は能力を有意義に使い、共に世界を変えるべきだと榎本を説得する。榎本は携帯を肛門から引っこ抜き、密かに紗英に返却する。
以前から気になっていた本作だが、遅ればせながらの鑑賞開始。厨二テイストな下ネタが満載で、いかにも深夜ドラマらしくて好感が持てる。主題の超能力より、パンチラとか勃起とか、そっち方面のシーンが気になって仕方がない(笑)。何より夏帆のお色気シーンが結構あるので、ファン垂涎からの勃起必至である。嘉郎がズボンから飛び出した勃起ちんこを叩いて縮ませようとしているシーンは爆笑してしまった。なんだよ、あのびょ~んっていう勃起の効果音は(笑)。染谷将太はこのヘタレキャラにもの凄くハマってる、最高。原作の漫画では大分が舞台らしいが、ドラマの方は予算の関係上、東三河へと変更されており、登場人物がみなコテコテの三河弁を喋るのがこれまた、いかにもB級臭くて良い。これからどう展開していくのか楽しみだ。