チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ダイバージェントFINAL

ロベルト・シュヴェンケ監督作「ダイバージェントFINAL」("The Divergent Series: Allegiant" : 2016)[BD]

外界から隔絶され、派閥システムにより統治されてきた街を解放した、あらゆる派閥を超越する「異端者」が、真実を知って街を真の平和に導く為に奮闘する様を描くSFアクション・アドベンチャー作品。

 

トリス達はジャニーンの謀略を阻止し、人々を派閥システムから解放する事に成功する。そして、これまで秘匿されていた真実を伝える映像が人々に公開される。フェンスの外の世界は戦争で廃墟になり、失われた人間性を取り戻す事を願ってシカゴにその街と派閥システムが作られた事、それを超越し人類存続の鍵となる「異端者」を生み出す事こそ実験の目的であり、それが今まさに成功した事、街の住民は最後の生存者では無く、フェンスの外の世界に仲間が待っている事が明らかになる。街の住民達は一斉にフェンスの外を目指し始めるが、ジェニーンを殺害して街のリーダーに取って代わったイブリンは、フェンスこそが街を守っているのであり、祖先が作った派閥システムの意図が分かるまでは街に留まるべきだという考えから、ゲートを封鎖し、住民の脱出を禁じる。外の世界に希望を抱くトリスは、イブリンに反発し、フォー達と共に脱出する事を企図するが、映像に疑義を呈するフォーは消極的な姿勢を示す。

程なく、ジャニーンの共謀者達の裁判の日を迎え、会場に群衆が押し寄せる。共謀者には自白剤が投与され、正義の裁きと称して処刑が行われる。住民はそれに賛同する者達と反対する者達で対立する。ジョアンナはイブリンの強行な方針に反発するが、イブリンは忌まわしい過去との決別を住民に訴え、支持者は快哉を叫ぶ。ジョアンナはイブリンと決別し、自らに賛同する者達を率いて去る。共謀者として監禁されるケイレブはトリスに助けを求める。

イブリンはフォーにトリスの説得を求める。フォーはイブリンのやり方がジェニーンと同じだと詰る。イブリンはリーダーには苦渋の決断が必要であり、フォーの為だと諭す。トリスは映像のメッセージに応えて真実を知り、街を救う事を希望する。フォーは外に何もなかったらどうするのか尋ねる。トリスはフォーが一緒にいればそれで良く、街に残れば後悔すると答える。

翌日、フォーは裁判が始まる前に、ケイレブを自ら始末すると欺いて檻から連れ出す。トリスは裏切ったケイレブを助ける事に消極的だったが、フォーの意向に従う。三人が装甲車に乗り込むと、脱出を嗅ぎ付けたピーターも強引に同乗する。更にクリスティーナとトーリが合流し、一行は検問を通過してフェンスに到着する。エドガーは脱走の報せを受けて直ちに追跡を始める。トリス達はフェンスにフックをかけてロープで上まで昇るが、ワイヤーに高圧電流が流れている事を知る。トリスは地上に降り、電気を供給している装甲車を爆破して電力を断ち、更に追ってきたエドガー達の装甲車を退ける。一行はワイヤーを切断してフェンスの向こう側に降りようとするが、その矢先にトーリが背後から銃撃を受けて即死する。一行はトーリの亡骸を残してフェンスを降りる。

一行は破壊し尽くされ、放射能で汚染された荒野を目の当たりにする。間もなく、赤い雨が降り始め、一行は廃墟に身を寄せる。一行は誰かが待っているはずだと期待して先に進む。そこへエドガーが装甲車で追ってきて襲撃を始める。逃げ惑う一行はやがて追い詰められる。その時、外の世界をカモフラージュする偽装壁が開き、待ち受けていた部隊が装甲車を撃退し、トリス達を保護する。偽装壁は再び封鎖される。一行は汚染防護用のプラズマグローブに包まれ、部隊の攻撃機ブルフロッグによって、緑に覆われた施設「遺伝子繁栄推進局」へと護送される。一行はマシューの指示に従い、装置で除染を施され、左手首に認証コードを転写される。マシューは一行にシカゴと推進局のあらましに関する映像を見せる。

21世紀初期、科学者達はヒトゲノムを解析し、編集する方法を発見した。優秀な遺伝子を選ぶ事で人生を思いのままにできると考えられたが、その試みは人間の欠陥ばかりか人間性そのものまで奪ってしまい、やがて人類は文明を崩壊させた。その後、遺伝子修正を受けていない者達がシカゴ・オヘア空港に推進局を創り、遺伝子を純粋状態へ戻す実験の場所としてシカゴが選ばれた。被験者達は未来を守る者達とされ、200年に渡って監視されてきたのだという。その後、マシューは施設とそこで人生をやり直しているという周辺部(フリンジ)の子供達を紹介する。子供達は監視映像でトリス達を知っており、本物と対面して興奮する。一方、街に戻ったエドガーはイブリンにフォーの裏切りを報せる。

マシューはトリスを局長デイビッドが待つ、タワーの最上部へ連れて行く。デイビッドは生まれた時からずっと観てきたトリスの成長ぶりに目を見張ると、人々にとっては異端者、評議会にとっては異常者、自分にとっては奇跡であり、シカゴの秩序の回復と「損傷者」(ダメージド)を救う為に重要な存在だと説く。デイビッドは遺伝子修正が悲惨な結果を招いたものの、200年近く優秀な科学者達が検証を重ね、周辺部に住む損傷者を救出して安全なシカゴに移せば、やがて遺伝的に回復した人間が生まれる事が分かり、唯一の「純粋者」であるトリスを解明できれば損傷者の治療も可能だと説くと、皆の運命を決める評議会のあるプロビデンスへ連れて行く意向を示す。デイビッドはトリスの母ナタリーがシカゴ出身では無く、周辺部で生まれて局に救われた事を明かすと、メモリータブを用いてトリスにナタリーの記憶を追体験させる。それに依ってトリスは、ナタリーが周辺部の集落でフリンジャーズの襲撃に遭い、局の部隊に保護された事を知る。デイビッドはナタリーが実験を信じて損傷者を救う為に、自らシカゴ行きを志願した事を明かすと、トリスの奇跡を再現できると評議会が納得すれば、ナタリーの悲願が叶うのだと説き、トリスに世界を救う為の協力を求める。一方、フォーとクリスティーナは局の兵士としての訓練に臨み、ヘッドギアとドローンの扱いを学ぶ。ケイレブとピーターは監視ポッドでシカゴの状況をリアルタイムで監視するよう命じられる。

イブリンはエドガーらを率いて、新たに「忠誠者」(アリージェント)を組織したジョアンナの元に訪れる。ジョアンナは信じるものの為なら戦うと宣告する。エドガーが発砲した事で銃撃戦が勃発し、ジョアンナはその場から一旦退く。ケイレブはその事実をフォーに報せる。フォーは局と評議会への疑念を抱き、認証で「損傷者」と「純粋者」で差別されている事に反発する。トリスは関係は今までと同じだと説く。

フォーとクリスティーナは局の部隊による子供を救う任務に参加し、ブルフロッグで周辺部の危険地域へ向かう。二人はそこで、親を殺し、保護と称して大勢の子供を連れ去る部隊の姿を目の当たりにする。局に帰還すると、フォーは世話役のニータに、子供達にマスクで施しているのが何か問い詰める。ニータはガスを吸わせて記憶を消し、子供達を別人にして局で育てるのが目的だと明かす。一方、ジョアンナは「忠誠者」が多くの犠牲者を強いられた事でイブリンとの戦争を決意する。フォーはそれを監視ポッドで知ると、局を脱出すべく、トリスがいるタワー最上階に押し入る。

フォーはデイビッドとプロビデンスへ出発直前のトリスに、局が子供達を略奪しており、トリスが騙されているのだと訴える。デイビッドは、一人しか救えないなら健康な子供と病気の老人のどちらを選ぶかだと主張する。トリスはフォーの説得に応じず、デイビッドと専用機に乗ってプロビデンスへと出発する。一方、フォーはブルフロッグでシカゴへ護送される事になり、マシューがそれに付き添う。マシューはフォーに肩入れし、シカゴへは向かわない事を密かに明かす。フォーは警備兵と操縦士を撃退し、ブルフロッグを墜落させる。

デイビッドは荘厳な都市プロビデンスに到着すると、五人の評議員にトリスをその素晴らしさと共に紹介する。トリスは評議会が人類の分類という同じ過ちを繰り返しており、差別せずに皆を受け入れるべきだと主張すると、シカゴで戦争が始まろうとしているのに助けようともしないと非難する。評議員はデイビッドがシカゴを管理しており、予算が議題のはずだと明かして困惑すると、デイビッドに対策を命じる。トリスはデイビッドが自分を欺いていたのだと知り、そのまま専用機で帰路に就く。デイビッドはトリスを創った派閥を復活させる意向を示すと、犠牲や争いなしには理想の世界は創れないのだと諭す。

フォーとマシューは大事を免れ、大破したブルフロッグから脱出する。マシューは偽装壁を通過する認証カードをフォーに託して局に戻る。フォーは偽装壁を通過してシカゴを目指す。マシューはブルフロッグが事故に遭って墜落し、気絶している内にフォーが逃げたとデイビッドに報告するが、トリスにはフォーがシカゴへ向かったと伝える。トリスはケイレブにフォーの捜索を依頼する。デイビッドはピーターを呼び出すと、好きなポストを与えると約束して懐柔し、イブリンの元へ送り込む。傷を負ったフォーは、廃墟で気を失っているところをイブリンの部下に発見される。

ピーターはイブリンに、本部に貯蔵された記憶消去セラムの存在を教える。イブリンはそれを監禁しているマーカスに使用し、記憶が失われる様をその目で確認する。ピーターは自分と手を組めばデイビッドが助けてくれると説き、「忠誠者」にセラムを使うよう促す。イブリンは最終手段として用いる意向を示す。囚われのフォーは、イブリンにジョアンナと直ちに和解するよう訴える。イブリンはそれに応じず、戦争を終わらせるのだと答える。トリスは監視ポッドでその一部始終を見届けると、デイビッドの元に訪れ、シカゴの住民全ての記憶を消すのが目的だと喝破する。トリスは専用機を奪って自動操縦で発進すると、地上でクリスティーナとケイレブを乗せる。その際、デイビッドに不満を抱くニータが武器と装備を提供する。

デイビッドは局を離脱したトリス達をブルフロッグに追跡させる。トリスは手動操縦に切り替える事でブルフロッグの攻撃をやり過ごし、辛うじて偽装壁を通過するが、ブルフロッグは通過できない為に帰投する。ピーターは戦況に鑑み、イブリンにセラムを使用するよう唆す。間もなく、専用機はステルスモードでシカゴに到着する。トリスとクリスティーナはケイレブを残し、セラムの気化を止めに本部に向かう。二人はドローンを駆使して警備兵を撃退し、フォーを救出する。イブリンは本部のドアを密閉し、セラムの気化を実行する。そこにトリス達が駆け付ける。イブリンはシカゴを守る為だと説く。トリスはイブリンが騙されており、「忠誠者」だけでなく皆の記憶が消えるのだと訴える。イブリンはフォーの説得に応じて気化を中断する。ピーターはイブリンを銃撃して気化を完了させると、街全体にガスの放出を始める。

ケイレブは専用機から本部にアクセスし、換気システム内の放出ポンプを見つける。監視していたデイビッドはその矢先に、専用機の通信を遮断する。ケイレブは意を決して自ら本部に向かう。間もなく、密閉された本部の中にもガスが放出され始め、ピーターはデイビッドに騙されたと悟ると、ドアを開けてトリス達を中に入れ、自らは逃走する。トリス達はイブリンを助け出す。そこへ駆け付けたケイレブは、ガスの遮断弁の場所を突き止める。トリスは単身、換気システムに入り、遮断弁を目指す。デイビッドは遠隔操作で通路を封鎖する事で妨害を図る。トリスはドローンを駆使して遮断弁を見つけ出し、破壊に成功する。ガスの放出は止まり、住民達は難を逃れる。

トリスはケイレブに頼んで住民達に真実を伝える映像メッセージを公開する。その中でトリスは、世界にはシカゴの他にも住民がいて、純粋者と損傷者で隔離している事、彼らがシカゴの住民達を実験台として派閥に分類した後、記憶を決して人格を奪おうと企てたが失敗した事を明かし、皆が団結し、一つの街として壁を壊すのだと訴える。ケイレブは専用機を偽装壁へ衝突させて破壊する事で、局の姿をシカゴから見える様にする。偽装壁の前で中に入れるよう哀願していたピーターは、そそくさと駆け込んでいく。トリスはデイビッドへのメッセージで、シカゴが実験台では無く、故郷だと警告する。デイビッドはトリスの様子を監視しながら敵意を露わにする。

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