チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

犬猫の飼育に憧れていたが老いのしんどさを知ったら自分には到底ムリだと思い知らされた。

今日は曇天だが少しだけ晴れ間が見える。明日からはまた雨続きらしいから気が滅入る。外の湿度が高いから自ずと我が汚部屋の湿度も高止まり状態で、現在75%前後で推移している。かつては夏場でもここまで湿度が高まる事は無かった様に思う。汚部屋が劣化して吸湿しやすくなったのか、空気清浄機の湿度計が壊れて測定に不備が生じているのか、或いはただの思い過ごしか。メンタル的には湿度は60%程度が丁度いい。むさ苦しい環境で鬱々と過ごしていると、毎日この汚部屋から解き放たれて真新しいマンションに暮らす自分の姿を妄想してしまう。イメージしているのは、私のポンコツアパートから徒歩数分程度の場所に建った新築のマンションだ。外観は打ちっぱなしのコンクリート作りの低層構造で、見るからに重厚かつ堅牢そうだ。内部がどうなっているのか興味津々だが、当然知る由もなく、想像は膨らむばかりだ。私は長らく、そういったマンションで犬か猫と一緒に暮らす生活に憧れてきたのだが、最近になって興味本位で『イヌの老いじたく』、『ネコの老いじたく』なる両書を図書館で借りて読んだところ、どう考えても自分勝手で超絶ズボラ人間な私には、ペットなど到底飼えるはずが無いと思い知らされた。犬にしても猫にしても、当たり前に老いるし、病気を避けられない。そして精一杯介助した上で最終的には看取らねばならない。そもそも飼える見込みなど無かったから、そこまでリアルに考えた事も無かったが、両書によって憧れは完全に打ち砕かれたのだった。