チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

そこにぐうかわハーレイ・クインがいるというだけで全て目を瞑ってしまえる「スーサイド・スクワッド」。

ボンジーヤ。今朝は肌寒さを感じたので冷コーは止めてホットを飲んでみたのだが、そうしたらそうしたで微妙に暑くなってしまい、扇風機を付けるというイミフな愚行に及ぶ私である。昨日は楽しみにしていたDCシリーズの新作「スーサイド・スクワッド」を劇場で観てきたのだが、結論から言うとほどほどに楽しめた。ロッテンに拠ると向こうの評価は芳しく無い様だが、そこまで期待外れなデキでは無かったと思う。それぞれに個性が強烈なキャラ達からなる悪党集団(スクワッド)といえど、スーパーマンバットマンほどにはその名が知られていないワケで、そんなキャラ達のイントロから背後関係をバランス良く描きつつ、ダレさせる事無く主たるプロットに繋げ、二時間程度に纏めるという荒業をやってのけたデヴィッド・エアーの手腕は評価されるべきでは無いだろうか。まあその主たるプロット「悪を持って更なる悪を制す」の方は、一本調子で意外性に乏しかったし、ヴィラン側の魅力がイマイチだった事もあり、不満が残ったのは否めない。しかし、それらの負の要素全てを帳消しにしてくれるのが、マーゴット・ロビー演じるヒロインのハーレイ・クイン。本作の見どころの八割くらいは彼女の魅力にあると言ってもいいくらいで、ウィル・スミスもジャレッド・レトも霞んでしまうくらいのハンパない存在感。このセクシーでキュートでクレイジーなキャラを創出したという一点で、私は本作が評価されるべきだと思う次第である。それと人種的な配慮なのか、アジア枠として日本人キャラのカタナが登場するのだが、思いの外、随分と日本をフィーチャーしており、それが例の如くハリウッド映画に良く見受けられる斜め上過ぎな描き方だから苦笑してしまった。マーベル・シネマティック・ユニバースに比べて、DCエクステンデッド・ユニバースの方にはさほど興味を持てなかった私だが、本作を観て、次の「ワンダー・ウーマン」、その次の「ジャスティス・リーグ」はとりま劇場で観ようかしらと考えている私である。ときに劇場で「君の名は」の予告編を何度も見せられたのだが、私の様な恋愛とは無縁の童貞のおっさんには、鳥肌どころでは収まらない程に寒気がするセリフの連続で苦痛すら覚えた。世間ではあんな感じの作品が大受けするのだなぁ。

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