チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

甲子園のサイレンを聞く度に「ア~」と間抜けな声で真似してしまうのはなぜなのか。

帰宅部系の私にはどうでもいい甲子園が始まった。本州以南では台風が猛威を振るって大変そうなのだが、こちらは今日も快晴でほんのり風もあって心地良い。日差しが照りつけても風があるのと無いのとでは大違いだ。毎日こんな陽気なら過ごしやすいのに、どうもそうは問屋が卸さないらしく、明日以降、台風の余波に見舞われる予報になっているから鬱陶しい。しかし、例年だとこの辺から徐々に気温が下がり始めて、秋モードにシフトしていくので、もう少しの辛抱だ。秋が待ち遠しくて仕方ない。それはさておき、私の住むボロアパートから目と鼻の先の距離にあった廃屋がいつの間にか取り壊されて、三階建の家の新築工事が行われている。いつだったか、猫が住み着いていて生まれたばかりの子猫が鳴き声を発しているのが聴こえた、という事を書いた記憶があるが、まさにその廃屋である。面積自体は小さいので、庭も無い小じんまりとした家になりそうだが、さりとて三階建である。通り掛かる度にどんな造りになっているのかついつい覗いてしまう。私はこれまで三階建の住宅には立ち入った事がおそらく無く、それどころか他人様の家に上がったのは中学時代の友人宅が最後だから、戸建て住宅には興味津々なのである。団地とアパートしか知らない底辺の私からすれば、小さくても庭がある家なんてパラダイスに思える。この時期は方々で庭に家族が集まってBBQに興じる光景を目にするが、戸建てを手に入れた勝者ならではの宴だろう。私も来世か来々世にはそんな暮らしをしてみたい。