チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

頭狂幻想。

さすがに五輪開催決定で賑やか賑やかやで~。早速ソロバン弾いてトラタヌ勘定始めちゃうオトナたちがニンマリするのはいいとして、無邪気にはしゃいでる純粋まっすぐなお子ちゃま達の痛々しいのには目も当てられない。もうそれ以上映さんといてくださいなって感じ。ナニがそんなに嬉しいのか全く理解できないよ。将来世代の財布にまで手突っ込んで「取ったど~!」って、どこに喜ぶ要素があるのかしら。向かうところ敵なしのイケドン経済を屋台骨にしたかつての東京五輪とは違って、現在は世界一のジジババ国家がひーこらひーこらばひんばひん。懸念材料なんかこれからいくらでも湧いてくるってのにねぇ。現実から目を背けちゃあいけないよ。その上、「五輪で復興」とか言ってるし、ここまで来るともう言ったもん勝ちだよなぁ。具体的にどういう機序で五輪が復興に作用するのか知りたいわ。おっと僕は7年後、転生してどっかのセレブ猫になってる予定なんだった。にゃー!頭狂なのは僕ですな。

それはさておき、ダウンタウンの番組が軒並み終了していくのがちょっと気がかりだ。ヘイヘイヘイとアカン警察はいつ頃からか観なくなってしまったし、リンカーンに至っては一度も観たことがなかったが。問題はダウンタウンの人気や力量ではなく、番組の企画自体がつまらないことだと思うのよねぇ、というのがおっさん評。ま、当然ギャラも大きんだろうけども。ガキ使みたく自由にやれれば一番だが、アレはあの時間帯ならではのノリだしなぁ。ごっつええ感じとかで腹がよじれるほど笑ってた時代が懐かしいわ。今の若い子達にはダウンタウンのコントは古典なのかな。だとすれば寂しいよ。

昨日はロジャー・ドナルドソン監督作「バンク・ジョブ」を鑑賞。イギリスの王室スキャンダルを巡って、小悪党集団、政府、警察、地下組織の4者が応酬を繰り広げるクライム・サスペンス。コレが実話を元にしたストーリーってんだから驚きだ。ジェイソン・ステイサム主演の作品にしてはアクションらしいアクションはなく、そっち系を期待すると肩透かしを食らうと思うが、たまにはこういうのもアリかと。作品のノリはできそこないなオーシャンズ11みたいな感じで、小悪党どものトウシロっぷりにハラハラさせられる。そんなユルいムードから、終盤に向け煮詰まっていく展開が面白かった。