チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

うらやまCとネガる。

昨日も体調が芳しくなかったので自室でまったり。まぁ、いつもまったりなんだけども。やりたいこと、やらなきゃいけないことは山ほどあっても、最初の一歩が踏み出せず、くよくよと思い倦ねる日々の連続。昨晩は横になってからも色々と考えこんでしまい、2時間ほど寝付けなかった。とにかくなにか生産的なことをしなければ、まっとうな人間として生きる足がかりを得ねば、という焦燥感がぐるぐると頭を巡る。近所に新築の家が建った。今風のピカピカで洒落た2階建てに控えめな庭と駐車場という具合の家だ。先日、僕より少し若い夫妻が入居する様子を偶然目の当たりにした。下衆なのは承知しているが、こういう光景には打ちひしがれてしまうよね。僕は戸建ての住宅になんてもう20年以上、足を踏み入れたことすらないんじゃないかな。そもそも他人様の家にお邪魔する機会がないのだ。いや~うらやますい~。家自体には執着しないが、暖かい家庭に対する憧れは人一倍だからさ。ま、他人を妬みだしたらいよいよ人としてオシマイだからね。羨む程度に留めておかないと。しかし、大雪のシーズンを前にしてウチの近所は新築の家やマンションがポンポン建っていくんだわ。コレも景気回復の兆しなのかねぇ。

昨日はニムロッド・アーントル監督作「モーテル」を鑑賞。林道の鄙びたモーテルを舞台にしたシチュエーションホラー。ケイト・ベッキンセイル目当てで観てみることに。それほど期待はしていなかったが、時間が85分と短い上、テンポがよく話も簡潔だったのでなかなかどうして満足のいく作品だった。真夜中、幹線から外れやむを得ず薄汚いモーテルに泊まることになった不仲の夫婦。しかしそこは、悪党どもが客を襲ってはスナッフフィルムに収めるという惨劇が、夜な夜な繰り返されている場所だった。人気のないモーテルという隔離された状況で、ただ逃げ惑うしかない二人。シンプルだが小気味良い見せ方が巧いなぁという印象。そしてなによりベッキンセイルが画になるんだよねぇ。トントン拍子に事が進んだから、ヲチにまさかのどんでん返しでも用意してるのかしらと思ったら、まぁ普通に終わっちゃいましたが。メイキングによれば、あのモーテルは丸ごとセットとして組み上げたらしく、やっぱハリウッドすげーわーと溜息一つ。