チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ビチッと3本線。

寝ぼけ眼でサッカーを観戦しながら書いたり消したり。

またしても己のコンプレックスを開陳してしまうのだけど、いつぞやからか腹にビチッと3本線が付いてしまって、もう如何ともし難い状態。ヘソの上に間隔を空けてビチッと皺の3本線。20代の頃はこんなにビチッとは付いていなかったと思うんだけどなぁ。線の部分だけ色素沈着しているから、仮に伸ばしたとしてももう手遅れなのよね。僕はブーデーではないし、逆にガリ体型だから、断じて脂肪由来というワケではない。端的に言えば原因は猫背らしく、ネットで検索すると、僕と同様に腹の線を消したいヒトが少なからず存在するコトが分かる。曰くアトピっ子が悪姿勢で座りっぱな生活を長らく続けていると、皮の弛みが常態化して線が消えなくなるんだとか。またしてもアトピっ子の憂鬱・・・

しかし、毎日鏡で眺める度にその見苦しさに辟易するんだわ。こんな腹を他人様に見られるのが耐え切れず、人前で裸になるコトには強い抵抗がある。3本線と愚息と、晒してどっちが恥ずかしいかって言えば3本線。銭湯なんか行くと愚息を隠すのが紳士の嗜みと心得てはいるものの、本当に隠したいのは愚息ではなく3本線なのさ。いやもちろん愚息だってお粗末なモノだから、男性諸氏の面前で晒すのは気が引けるし、それ以前にアトピックスキンを晒したくはないのだけど。

この先、生活習慣を改めて、更に筋トレしてゴリゴリのマッチョになったとしても、腹にはみっともない3本線が死ぬまでビッチリ付いたままなんだなぁ。

 

映画鑑賞記

ポン・ジュノ監督作「スノーピアサー」("Snowpiercer" : 2013)

雪と氷河に覆われた大地を、残された人類を乗せ直走る列車「スノーピアサー」内で起きる、下層民による一斉蜂起の顛末を描くSFスリラー。

人類は地球温暖化を食い止めるべく、人口冷却物質CW-7を上空より撒布するのだが、それが原因で地球は凍結し、雪と氷河に覆われた極寒の世界となり、生物は絶滅してしまった。わずかに生き残った者達が、”走る方舟”と称され、世界を駆け巡る「スノーピアサー」という列車で暮らす事になり17年が経った。ウィルフォードという男の手により創られたエンジンを載せ、独自に持続可能な閉鎖環境を構築した車内では、厳格な格差が設けられいた。前方車両では富裕層が悠々自適の生活をし、後方車両では貧困層が狭い居住区に押しやられ、虐げられた生活を余儀なくされていたが、リーダー格のカーティス(クリス・エヴァンス)は、状況を打開する為に革命の機会を窺っていた。警備の虚を突き、一斉蜂起を開始したカーティス達は、技術者ナムグン(ソン・ガンホ)の協力を得て、列車を支配するウィルフォード(エド・ハリス)の待つ先頭車両を目指す。

住めなくなった地球を棄てて宇宙へ飛び出すみたいなストーリーは、SF作品では定番なモノだけど、列車で延々と世界を周回するという設定には恐れ入った。人類に限らず生物が生存できない程の極寒故に、走行する車内から出ることは適わないらしい。肝心要のその列車は、エンジンが永久機関とかでかなりトンデモな設計になっていて、先頭車両に近づくにつれ、苦笑してしまうのはご愛嬌といった感じ。アクション重視で紋切り型の勧善懲悪に終始するかと思いきや、後半にかけてスリラー度が増していく展開はなかなか愉快。途中で寿司が振る舞われたりして先が全く読めない(笑)。ナムグン役のソン・ガンホ、娘のヨナ役のコ・アソンは、ポン・ジュノ監督「グエムル」の主要キャスト二人で、再び親子役というキャスティングにニヤリ。グエムルに連れ去られたあの子が成長したなぁ。

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