チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

そよそよそよぐ。

数日風邪で鼻が壊れていたので、おっさんの鼻に関して、死ぬほど下らないハナシを・・・。

突然だが鼻毛が剛毛である。僕は痛みに弱いヘタレ故に、鼻毛を抜くという荒業に及ぶこと能わず、わしわしと生え揃う毎に、小バサミでカットする事にしている。放っておくとすぐに鬱蒼と生い茂り、デリカシーの観点から問題なのだが、それ以上に鼻毛の先端が、伸びきった向かい側の皮膚に当るのが、なかなかどうして厄介であり、鼻の穴の安全保障上の課題となっている。「ぴろぴろ~」と伸びた鼻毛が「そよそよ~」とこそばゆ~く刺激するから、鼻の穴に異物が入り込むまでもなく「へェックシ!」。異物侵入を防御する鼻毛自体が、異物となってしまっている現状。コレはツライ、実にツライ。鼻毛カッターを試した事もあるが、安物だったせいか、あるいは剛毛のなせる業か、すぐに切れ味が落ちて、刃に毛が巻き取られた。「フゴゴゴゴッ!」と悶絶し涙したのは、今でもトラウマとなっている。

f:id:horohhoo:20140706141014p:plain

なぜここまで剛毛になってしまったのか。生まれつきだったのかも知れないけど、今考えると、過去に数年程、絶望工場で働いたせいじゃないかしらんと思う。猛烈に粉塵が舞う劣悪な環境で、連日10時間以上勤務していたのだから、マスクをしていたとはいえ、わが鼻毛はその悪環境に適応すべく、一所懸命に進化を遂げてしまったのかもしれない。なんとも涙ぐましいわが鼻毛たち。強く儚い者たちが織り成すアーチ。しかし、今となってはもう過剰な防衛システムは必要ないのだ。そろそろ赦して欲しい。

アラホーになり、鼻毛にも白いのが混じる様になってきた今日このごろである。ごきげんようさようなら。

 

映画鑑賞記

平山秀幸監督作「連続ドラマW ヒトリシズカ 3」(2012)

WOWOWの連続ドラマ。「3」には5,6話を収録、シリーズ完結篇。静加という一人の女性が関与する殺人事件と、警察によるその捜査の行方を描いたミステリー。

静加が失踪する7年前。彼女は母親の深雪と二人きり、アパートで慎ましい生活をしていた。深雪がかつて関係を持った男、唐沢が連日の様に押しかけては居候する事が悩みの種だった。唐沢の暴力に耐えかねた深雪は、母親の紹介で西東京署防犯課の伊東孝俊に相談を持ちかける。孝俊は唐沢に付きまとわぬよう警告するが、唐沢は静加が一人で留守番している時を見計らって訪ねてくる。しかし部屋の前で何者かと口論になった直後に、唐沢は殺害されてしまう。その一件が、静加の中の何かを変える事になるのだが、まだ誰も気付きはしない。程なくして深雪は孝俊と結婚し、彼女らは平穏な日常を取り戻す。それから7年が経ち、殺人への関与の疑いで警察に追われる静加は、一人の少女、澪を連れ、失踪を続けるのだった。

これまで静加の素性についてはほとんど触れられてこなかったけれど、5話で彼女の過去が明らかになり、一気に核心に肉迫する構成になっている。運命に翻弄された挙句、復讐に駆り立てられる少女の、悲哀に満ちた人生を描いたドラマだったのね。衝撃の鬱ENDだったけど、シリアスなストーリーの中に色々と起伏があってなかなか面白かった。やっぱり夏帆はいいな。WOWOW契約できたら、テレビっ子のおっさん歓喜なんだけどなぁ。

f:id:horohhoo:20140706130129j:plain

f:id:horohhoo:20140706130133j:plain

f:id:horohhoo:20140706130134j:plain

f:id:horohhoo:20140706130138j:plain

f:id:horohhoo:20140706130143j:plain