チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ガスが出る出る。

ここ数日、急に寒くなった。そろそろ暖房を付けようか、ここが迷いどころである。何度も書いてきたが、僕の住む物件は暴利を貪るプロパンガス業者と契約しているため、ガス代が本当にバカにならない。基本料金の段階で既に高いのに、冬期ともなれば、給湯に暖房にと従量で料金が跳ね上がる。外気温次第で使い方にもよるが、冬期は夏期のおよそ2倍にまで達する。それ故、おいそれと気分のままに付けるワケにもいかない。

それに加えて現在、北電が電気料金値上げを企てており、国にダメ出しされ、多少は値上げ幅が圧縮されそうだが、今冬の値上げは確実な情勢である。値上げの理由が、原発再稼働の目処が立たないから~とか、そんなクソみたいな理由で辟易する。唯々諾々と高値で油やガスを輸入しておいて、そのどこに企業間競争が存在するというのか。ロシアからでもパイプラインを引いてリスクヘッジしておけば良かったのに、原発に拘泥した国内電力会社。僕だって原発を完全には否定しないが、能無し電力会社が運営する原発だけはマジ勘弁。

結局、ガスだろうが電気だろうが、暖を取ろうと思ったら、それなりの出費を覚悟しなければならない。とりあえず今年も、ユニ黒さんのフリースを着てギリギリまで凌いでみるけどさ。こんな風にネットで愚痴愚痴ぼやいてガス抜きしてるだけだからなぁ、ガスだけに。さつまいもを食べたからかしら。出るよ出る出るガスが出る。

 

読了記

理系あるある (幻冬舎新書)

理系あるある (幻冬舎新書)

 

タイトルどおり、理系でこういうヤツいるよね~的あるあるネタを纏めたちょいユルな一冊。なんでもない会話の中の数字に執着してみたり、聞いてもいないのに起こった現象の解説を始めたり。或いは、部外者は驚くだろうけど研究室勤めだとこういうの常識だよね~とか。そんな愛すべきナードな習性に富んだ理系諸氏の実態に、一般の方が本書で触れ、生温かく見守ってあげるきっかけとなって欲しいと、一応理系畑出身で現在底辺の僕も願ってみる。当事者ならあるあるwねーよwwと、ほくそ笑みながら楽しく読めるんじゃないかなと思う。

僕は文系出身の人と交流した経験がほとんどないから、そっち方面の事情はとんと疎いし、コミュ障の僕の極々限定的な交際範囲に限ったハナシではあるが、理系って研究室レベルだとやっぱり変わってるヒトが多かったよなぁ。ぱっと見変だけど、その実、凄そうな人達がゴロゴロいたんだよね。僕が出会った彼ら彼女らは、今頃研究者として大成しているんだろうか。

 

映画鑑賞記

アキヴァ・ゴールズマン監督作「ニューヨーク 冬物語」("Winter's Tale" : 2014)

一人の男が白馬に導かれるままに悪と対峙し、時を超えて奇跡を体現していく様を描いたファンタジー作品。

1895年、ある一組の若い移民の夫妻が、乳児と共に米国へ渡航するのだが、夫妻共に結核罹患者と診断され、入国を拒否されてしまう。せめて子供だけでも入国させたいと考えた夫妻は、小さな模型の船に子を乗せ、海に放ち、彼が生き伸びる事を信じ、泣く泣く米国を離れる。1916年、その孤児は名をピーター・レイク(コリン・ファレル)として、ニューヨークで機械工で身を立てた後、ギャング組織の一員として窃盗に明け暮れていた。しかし、ピーターは組織のボス・パーリー(ラッセル・クロウ)の残虐非道な方針に異を唱え、組織と決別する。悪魔の化身であるパーリーは、ピーターの善き振る舞いを許さない。ピーターはパーリーとその手下に追われる事になる。ある時、窮地に立ったピーターの前に白馬が現れ、彼を救う。ピーターは白馬に誘われるかの様に、ある良家の屋敷に窃盗に入るのだが、そこで結核を患い余命幾許もない若き女ベバリー(ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ)と出遭う。ピーターはひと目でベバリーに心を奪われ、またベバリーもピーターの心根の優しさを見抜き、2人は恋に落ちる。2人の間に奇跡が起こる事を予見したパーリーは、この世に善が蔓延る事を懸念し、それを駆逐するためにベバリーの命を狙うのだった。

あくまでファンタジー風味のラブストーリーかと思ったら、意外にも結構ド直球でトンデモ系のファンタジー作品だった。この世界は善と悪が対立しており、人間界には悪魔が人間の姿に成り代わって悪事を働いていると。それぞれの悪魔が担当する区域は掟として決まっているらしく、パーリーもそんな悪魔の一人に過ぎない。んで、彼らの長としてこの世の悪を牛耳るのがサタン(ウィル・スミス)というワケですな。悪の勢力にしたら、この世で奇跡の様な善の象徴たる事象が起こる事は看過せない。パーリーは、突然の白馬の出現が、ピーターとベバリーの間に生ずる奇跡へと繋がると予見し、それを潰そうと企てる。なんだかんだあって、ベバリーは死んでしまい、ピーターは失意のままにパーリーに殺されてしまうのだが、それから時が流れることおよそ100年。ピーターはなぜか記憶を喪った状態で、2014年の現代の同じ場所で宛もなくフラフラと生きている。時を超えてまで自分が存在するのはなぜか?記憶を辿り、その意味を探り、奇跡へと繋げるというおハナシ。終盤、結構ドヒャーな演出があったりして苦笑するのだけど、風変わりなラブストーリーで、酷評されるほど悪くないと思うんだけどな。一番驚いたのがチョイ役でまさかのウィル・スミス登場だったけど(笑)

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