チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ズボンのモヤモヤ談義。

台風温帯低気圧が近づいて大荒れになるかと思ったら、思ったほどでもなかった、というか普通の雨降りデーだった。おかげでゲオにDVDを返却しに行けたし、ついでに予定通り古着屋にも行けた。先週に引き続き、もう着ない服を処分しようという断捨離ホクホク計画だったが、今回も予想以上の価格で買い取ってもらえた。これで真冬用アウター購入資金の目処が立ちそうだ。

さて、売ったモノの中にボトムスがあった。ここから僕のモヤモヤ談義が始まるのだが、この「ボトムス」というのは世間一般でどの程度通じるのか、という事である。メンズでボトムスと言えば、一般的にパンツ類に相当するが、一方でズボンという呼称もある。パンツも文字にしてしまうと下着との判別が付きにくいので、発音の違いを便宜的に、パンツ↑がボトムスで、パンツ↓が下着、的な感じに表現しておこう。例えばジーパンやチノパンという略称はお馴染みだが、総称となるとズボンになってしまう、ここにモヤモヤの起点がある。

アパレル界隈ではボトムスもしくはパンツ↑が一般的なはずだし、メーカーやショップがズボンと呼んだり、或いは表記したりする事はまずないだろう。しかし、社会を見渡した時、ボトムスやパンツ↑が通称になっているのか、というとそれは甚だ疑問である。僕はこの事について、リアルで誰かと意見を交わした機会などないので(というかそもそもヒトと会話する事自体稀なので)、ひょっとしたら世間様は既にボトムスやパンツ↑という呼称を、日常的に使用しているかも知れないが、僕と同世代かそれ以上の世代の、とりわけ男性諸氏がボトムス云々言っている様子は、ちょっと想像できない。逆に若者世代ではズボンは死語、さらには蔑称になっているのではないかと推察する。現在は過渡期に当たるのだろうか。

それで何が困るかって、同世代~年上世代と服のハナシをする際に、僕は色気づいたおっさん然として、ボトムス、パンツ↑を用い、サレオツ感度の高さを無用にアピールすべきなのか、それとも、死語っぽいけど相手はどう思ってるのかなぁ・・・って、探りを入れるようにズボンを用いるべきなのか、いちいち悩まなくてはならない。まぁ、そんなハナシをする機会がこの先あるかどうか、それはわからないが、コミュ障には思考実験と想定問答が欠かせないのである。

それ以上にモヤモヤするのが、いったい「ズボン」って何語だよって事なのだが、調べてもこれにはバシッと明確な答えがなかった。こんなアラホーにあるまじき、タヒぬほどくだらない事を考えながら、今日も1日が始まる。うん、実にくだらん。

 

映画鑑賞記

アン・フレッチャー監督作「人生はノー・リターン 〜僕とオカン、涙の3000マイル〜」("The Guilt Trip" : 2012)

化学者兼発明家の男が、母親同行の元、自身の開発した商品を小売業者にプレゼンして回りながら、アメリカ大陸を横断する、その珍道中を描くコメディ作品。

UCLAで化学を修めたアンディ(セス・ローゲン)は、環境局に勤めた後、独立し、現在は再生可能資源を使用した、環境に優しい商品の開発・販売を単独で行っていた。そんな彼が私財を投げ打ってまで開発し、FDAの認可も取得した新商品が「サイオクリーン」だった。彼はサイオクリーンをKマートを始めとする大手小売業者へ持ち込み、その魅力をプレゼンするのだが、彼の意気込みは空回りする一方で、担当者には見向きもされず、鳴かず飛ばずの状態が続いていた。傷心気味の彼の次なる計画が、アメリカ大陸を東から西にドライブで横断しながら、最終地のラスベガスまで、各地の小売業者にサイオクリーンをプレゼンして回るというモノだった。そこで出発地となるニュージャージー州に住む母親ジョイス(バーブラ・ストライサンド)の元を訪ねる。離婚して久しいジョイスは一人息子アンディを溺愛しており、久しぶりの再会に舞い上がる。アンディはふとしたきっかけで、ジョイスから父親と結婚する前に交際していた本命の男の存在を知らされる。その男について調べる内に、未だ独身でサンフランシスコに在住している事を突き止める。そこでアンディは、ジョイスに内緒でその男に引き合わせようと、自身のプレゼン旅行に彼女を同行させる事にするのだが・・・

ちょっと過保護気味に息子を溺愛する母と、それを疎ましく思いながらも、本音はちょっとマザコン気味な息子の大陸横断珍道中。表向きは商品をプレゼンして回る旅を装っているけど、真の目的は母の本命元カレに飛び込みで会いに行くこと。レンタカーでアンディはSUVを主張するのだけど、母に押し切られ、小型車での長距離ドライブが始まり始まり。当然、商品のプレゼンにはアンディの人生が掛かっているワケで、そこは真剣に行うのだけど、なにぶん、融通が効かないせいで、商談は一向に纏まらない。一方、道中の車内では母の天真爛漫というか、おばさんチックなノリが全開。というのも彼女は、息子が自分といられる時間を作ってくれたと考えており、それで舞い上がっているのだ。しかし、実際はかつての元カレめがけてまっしぐらであることは知る由もない。はてさて、アンディのサイオクリーンは小売業者のお眼鏡に叶うのか、ジョイスに運命の再会は起こるのか、ほっこり系ユル目のコメディでしたな。セス・ローゲンのキャラがいまひとつ固まっておらず、いつもの彼らしくないなぁって感じがちと残念。

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