チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

とりあえず2年。

体調が今ひとつ回復せず、一日の大半をベッドの上で過ごす日々。ちょっと街なかをほっつき歩いてきただけで、こんな調子だからポンコツボデーは困る。ここ数日かなり暖かい天候だったが、また寒気がやってきたらしく、急激に冷え込み始め、つい今しがた降雪を観測した。

さて、くだらなさMAXな駄文を書き綴ってきたこの日記を付け初めて、丸2年が経った。仕事以外でこんなに続いた習慣があったかしら。僕は生来の飽き性で、何をするにしても途中で投げ出してしまいがちなダメ男だから、こんな極めて非生産的な作業でも、2年続いた事をまずは喜びたい。

一応、日記という体で開始したものの、社会にコミットしないムショク半ヒキのおっさんに、取り立てて書き留めておく出来事などそうそう起こりもせず、日々の雑感を狭く浅く記録するだけの、チラ裏レベルのライフログと化してしまっている。そもそも、なぜ日記を始めようなどと思ったのか。その元になるきっかけが今はもう思い出せないのだが、若年性アルツハイマーか何かのドラマもしくはドキュメンタリーを観て、もし自分がある日突然記憶を失ってしまったら、拠り所となるアイデンティティをどこに求めたらいいのだろうとか、そんな風に考えていた様な気がする。不測の事態が生じても、この日記のログを辿る事で、自分を取り戻せるのではないかと考えたのである。しかし、これも理由としては後付けな気がしないでもない。

はてなブログを選んだ事に特に理由は無く、日記といえば、そのものズバリのはてなダイアリーがあるじゃないかって具合に、はてなさんに辿り着いた。はてなさんで始める事には何の躊躇いも無かったが、折しもはてなブログが始まって、まだ間もない頃だったらしく、はてなダイアリーを開設しようとする僕に、はてなさんがはてなブログを猛烈にプッシュしてきたものだから、これまた生来の新しモノ好きの性で、はてなブログを開設する事になった。いつかダイアリーはブログの方に吸収、統合されるかも知れないし、それなら最初からブログで始めた方が、手間も省けるんじゃないかしらんとか踏んでいたのだが、そんな気配は微塵もありませんな。

こうして、はてなブログを利用しているものの、「ブログやってます」みたいに気取るのは小っ恥ずかしい。そもそも他人様に向けて発信する事もないので、自分でも「ブログを書く」という表現を用いたことはないし、それは今後も変わらないと思う。とか言いつつ、この節目を機に、タイトルや背景のデザインなんかをちょっとイジってみようかくらいは考えた。そう、一応考えてはみたのだが、割とこの殺風景で鬱々とした感じが気に入っているし、他に取って代わる様なアイデアも見当たらないので、このままにしておく事にした。もっとヨゴレなデザインなんかがラインナップされた暁には、タイトル共々変更を考えよう。

ときに2年前といえば、まだそれなりに希死念慮に囚われていた頃で、リアルに1年先どころか数ヶ月先も見通せなかったものだから、当初は「去りゆく君へ」とか「最期の日の僕へ」とか、あからさまに構って臭漂う陰鬱で辛気臭いタイトルにするつもりだった。まぁ、今のタイトルもそれらと大差ないのだが、人生の最後に読み返すつもりで書いているから、自ずとそうなってしまうんだな。

はてさて、1年後、僕はどうなっているんだろう。進歩か後退か、あるいはこのまま停滞か。どうなるにせよ、ありのままを綴っていくしかないんだよね。レリゴ~レリゴ~♪

 

映画鑑賞記

フィリダ・ロイド監督作「マンマ・ミーア!」("Mamma Mia!" : 2008)

結婚式を間近に控えた娘が、内緒で父親を招待した事で巻き起こる騒動の行方を描く、ミュージカル・コメディー作品。

エーゲ海の島でホテルを経営するドナ・シェリダン(メリル・ストリープ)は、その奔放な性格から、かつて3人の男とほぼ同時期に交際するも、結婚には至らず、独身を貫いてきた。ドナは父親不在のままに出産を経て、女手一つで愛娘ソフィ(アマンダ・サイフリッド)を育て上げ、親子2人でホテルを切り盛りしながら仲良く暮らしてきた。そのソフィもめでたく20歳を迎え、島の若者スカイ(ドミニク・クーパー)と結婚をする事になった。ソフィは結婚を機に、自分の真の父親を知っておきたいと思い、ドナの日記の20年前の記述から、3人の父親候補を割り出し、ドナに内緒で彼らの元へ式への招待状を送る。ソフィからの招待を受け、アメリカの建築家サム(ピアース・ブロスナン)、イギリスの銀行家ハリー(コリン・ファース)、スウェーデンの旅行作家ビル(ステラン・スカルスガルド)は、ドナとのロマンスから20年ぶりに島を訪れる。3人は互いに初対面で、またソフィの真意も知らされていない為に当惑する。ソフィは直接3人と会えば、真の父親が誰か判別が付くと考えていたが、その思惑は外れてしまう。そしていよいよ、何一つ事情を知らないドナが3人と対面し・・・

終始ABBAの楽曲で彩られた、大層賑やかなミュージカル・コメディ。母親ドナが父親の素性について明言を避けてきた為に、娘ソフィは結婚を機に真の父親を知っておきたかったと。母親の日記には3人の男とのロマンスが書き綴ってあり、この際、3人纏めて島に呼んじゃえってノリですな。んで、結局誰が父親なのか今ひとつ判然としないままに、ドタバタありながらも、結婚式は無事執り行われて~っていうストレートな展開でもなく、最後はなぜかドナの結婚式になっちゃって苦笑。全編に渡ってメリル・ストリープがワンマンショーよろしく、ABBAの名曲をノリノリで歌い上げるのだけど、コレがさすがにお上手だこと。アマンダ・サイフリッドもかなり上手いと思うけど。しかし、恋愛や結婚と無縁のアラホーのおっさんが観るには、かなりキツめのリア充オーラ全開な内容で、逆に疲れきってしまったわ。ま、内容は大体把握した上で観たんだけどさ。この先、結婚式に呼ばれる機会もないだろうしなぁ。呼ばれても困るけどさ・・・

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