チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

バッド・バディ! 私とカレの暗殺デート

パコ・カベサス監督作「バッド・バディ! 私とカレの暗殺デート」("Mr. Right" : 2015)[BD]

男運の無い女が腕利きの正義の殺し屋と恋に落ちると共に、自らの特殊な能力にも覚醒し、マフィアや秘密組織の殺し屋達との死闘に臨む様を描くロマンティック・アクション・コメディ作品。

 

2015年、ニューオーリンズ。男運に恵まれないマーサは、恋人ジェフの浮気現場を目の当たりにして、またしても失恋する。マーサは悲嘆の余り泥酔し、自宅のクローゼットに閉じ籠もるが、ルームメイトのソフィに引きずり出される。一方、殺し屋稼業を引退した後、暗殺の依頼人の殺害に己の正義を見出すフランシスは、ホテルで夫殺しの依頼人の女を射殺する。そこへフランシスの殺害を企てる秘密組織の部隊がやってくる。フランシスはホテル内のホールに部隊を誘導し、たやすく返り討ちにする。

マーサは鬱憤を晴らす為にソフィと友人のジュリアを連れてクラブへ繰り出す。ソフィは尚もジェフに未練たらたらなマーサを見かね、癒やしを与える為に、翌日、自らが勤務するペットショップに誘う。組織からフランシスの排除を命じられた、かつてのフランシスの僚友ホッパーは、FBI捜査官に成り済まし、地元の刑事パトリックと共にフランシスの捜索を開始する。

マーサはソフィと手を煩わせ、店を追い出されると、その足でコンビニに立ち寄る。マーサはそこでフランシスとぶつかるが、フランシスがその弾みで棚から落ちたコンドームの箱の束を、超人的な速さで全てキャッチする様に目を見張る。フランシスは世界の殺し屋から逃げていると嘯くと、唐突にマーサをデートへと誘い出す。二人は互いの素性を明かしながら談笑する。マーサは自らの男運の悪さを嘆く。フランシスは人殺しをしているが、それも最近は減ってきたと語り、マーサはそれを冗談だと解釈する。フランシスは狙撃手に気付き、それとなく銃撃を躱す。マーサは夜の街でフランシスと踊りを楽しみ、意気投合すると、自宅へフランシスを連れ込む。マーサはジェフの事をまだ引きずっている事を明かすと、それでも帰らないで一緒にいて欲しいと請う。二人はキスだけに留めて寄り添い合って一夜を共にする。一方、麻薬組織の幹部ヴォンは相棒のジョニーと共に、敵意を抱いている兄リッチーをフランシスに殺害させようと画策し、リッチーの部下パコを地元の大物ガルシアが殺した様に偽装する。

翌日、フランシスはマーサが眠っている内に仕事へ出かける。ソフィはマーサが失恋直後で不安定である事から、見知らぬ男との交際に警戒すべきだと諭すが、マーサはフランシスが理想の男だと主張する。ホッパーとパトリックはフランシスの動向を監視する。かつてフランシスとCIAのウルトラ計画に参加していたホッパーは、それをおくびにも出さずに、フランシスが自ら鍛えて育てた男で、弱点をも知っている事を明かし、今は様子を見る時だと説く。

その夜、マーサはフランシスとレストランで落ち合う。フランシスはマーサとの談笑中に店内の殺し屋に気付くと、マーサをその場に残して、殺し屋を店の外へ連れ出し、格闘の末に刺殺する。フランシスは何事も無かった様に店に戻る。リッチーはパコの死を受け、マフィアのボスの父親に相談する意向を示す。ジョニーは腕利きの殺し屋について明かし、ガルシアの暗殺を依頼するよう勧めるが、リッチーはそれを拒む。ヴォンはそれに反発し、ガルシアに対して先手を打つべきだと主張する。リッチーは渋々承諾する。

マーサはフランシスを自宅へ招くと、コンビニで見せた超人的な動きについて尋ねる。フランシスは集中して物の流れの動きを感じ取る術を、ナイフを使ってマーサに教示する。マーサはフランシスが投げたナイフを容易く掴み取る瞬発力に覚醒する。フランシスはそれを他人に初めて説明した事を明かし、才能に気付き、それを理解して欲しかったのだと説く。マーサはフランシスを激しく求め、セックスする。マーサはフランシスの背中の大きな傷について尋ねる。フランシスはそれがCIAにいた時に、紛争地域だったセルビアの極寒地帯で、かつての仲間の裏切りによって負ったものだと語る。

翌日、フランシスはデートの途中でマーサを車内で待たせ、依頼人であるリッチーの代理人と会う。その様子を監視するヴォンとジョニーは、リッチーが直接フランシスに依頼し、殺される事を期待していたのに、代理人が来た事に戸惑う。代理人がフランシスにガルシアの暗殺を依頼するや、フランシスは代理人を射殺する。マーサはその様子を車内から目の当たりにして激しく動揺し、自宅へ引き返すよう求める。フランシスは自らが悪人では無いと弁解するが、マーサはそれに応じず一人で帰宅する。一方、ヴォンはアジトに戻ると、リッチーに自らフランシスと会わなかった理由を問い質す。ジョニーはフランシスがマーサを降ろした家の住所をリッチーに伝える。リッチーは殺し屋グループにフランシスを殺させるよう命じる。

マーサは自宅で茫然自失する。そこへホッパーがマーサを訪ねてやってくる。ホッパーはフランシスがCIAで訓練を受けた世界最高の殺し屋であり、フリーとなって殺しを続けていたが、二年前に罪悪感や後悔の念に耐えられなくなって引退すると、己の正義に従って依頼人を殺すようになった事、様々な組織が何度となくフランシスの逮捕を試みたが、毎回大勢の犠牲が出ている事、フランシスがマーサに対してのみ心を開き、空っぽの心を幸せで満たしている事を明かすと、フランシスから連絡があり次第、すぐに報せる様に促し、家の前で張り込む。

フランシスはアパートを訪ね、不意を突いてホッパーを気絶させると、マーサに会いに行く。マーサは混乱しながらも、フランシスの依頼人殺しについて一定の理解を示す。程なく、リッチーが放ったスティーヴ率いる12人からなる刺客がアパートの前にやってくる。フランシスはホッパーが捜査官では無く、極悪人だと明かすと、マーサへの愛を伝え、二人で一緒に生きていく事を熱望する。マーサはソフィの制止を振り切り、フランシスと一緒にアパートを出ていくが、その矢先に二人は刺客達の襲撃に見舞われる。フランシスはマーサの意向に従い、殺さずに刺客達を撃退する。フランシスは負傷しながらもヴォンを追い詰めるが、スティーヴに不意打ちを食らい、マーサが連れ去られる。リッチーとスティーヴが去って間もなく、そこへホッパーが現れ、刺客を皆殺しにし、遅れて駆け付けたパトリックをも射殺する。フランシスはホッパーが目を離した隙に姿を消す。

ヴォンはリッチーの書斎にマーサを拘束し、そこへフランシスを誘き寄せてリッチーを含む邪魔者を全て殺させた後、自らがボスに取って代わる計画を企てる。ヴォンはフランシスに高額の懸賞金をかけるようリッチーに提案する。リッチーはヴォンのせいで刺客が殺された責任を問うと、マーサを連れて書斎から出ていくよう命じる。リッチーとジョニーはマーサを別室に移動する。マーサはヴォンがフランシスに確実に殺されると挑発する。ヴォンはマーサを殴り飛ばすが、マーサは闘争心を抱く。

アジトの前にやってきたフランシスは不意を突いてスティーヴを手懐け、内部の状況を聞くと、マシンガンで自らの到来を報せる。ヴォンはリッチーの書斎から発砲し、フランシスを誘き寄せる。フランシスは書斎に突入し、リッチーの手下を直ちに制圧する。ヴォンはフランシスにリッチーを殺すよう唆すが、フランシスはそれに応じず、マーサを探しに行く。ヴォンの企みを知ったリッチーは憤慨し、殺意を抱くが、ヴォンはマシンガンを奪取してリッチーを射殺する。

フランシスはリッチーの側近ブルースと対峙し、格闘する。その際に、ブルースが手榴弾の扱いを誤り、フランシスがその窮地を救う。そこへスティーヴが駆け付け、フランシスに銃口を向ける。フランシスは恋人を迎えに来ただけだと説く。スティーヴはフランシスに好感を持ち、見逃してやる。間もなく、フランシスはマーサを見つけ、解放する。フランシスはアジトを出た途端にホッパーの奇襲を受け、マーサはジョニーに捕まり、再びアジトの中へ連れ込まれる。ジョニーはマーサの惨殺を企てるが、マーサは覚醒した能力で格闘を制し、ジョニーを撲殺する。その後、マーサはヴォンと遭遇するも、銃撃を躱し、奪った拳銃でヴォンを射殺する。

フランシスはホッパーとの死闘を制すと、人殺しを止めると誓ったのだと説く。ホッパーは殺し屋からは簡単に足は洗えず、普通にはなれないのだと諭す。フランシスは普通は御免だと告げ、ホッパーに背を向ける。ホッパーはフランシスに銃口を向ける。その時、スティーヴがホッパーを射殺する。フランシスはホッパーに500万ドルの懸賞金が掛かっている事を明かし、スティーヴは歓ぶ。フランシスは外に出てきたマーサを迎える。マーサは自分はできる女だと自負する。二人はキスを交わし、病院へと向かう。

二ヶ月後、ベトナム北部ライチャウ。二人は料理店で食事を取りながら、次はどこへ行って何をしようか相談する。組織の殺し屋は傍の茂みからフランシスの狙撃を企てる。フランシスはそれを察知している事を殺し屋に合図する。マーサは殺し屋が怯んだ隙にその目の前に姿を現し、殺し屋を射殺する。

f:id:horohhoo:20171007125143j:plain

f:id:horohhoo:20171007125147j:plain

f:id:horohhoo:20171007125151j:plain

f:id:horohhoo:20171007125157j:plain

f:id:horohhoo:20171007125201j:plain

f:id:horohhoo:20171007125207j:plain

f:id:horohhoo:20171007125211j:plain

f:id:horohhoo:20171007125215j:plain

f:id:horohhoo:20171007125219j:plain

f:id:horohhoo:20171007125224j:plain

f:id:horohhoo:20171007125228j:plain

f:id:horohhoo:20171007125234j:plain

f:id:horohhoo:20171007125243j:plain

f:id:horohhoo:20171007125251j:plain