早川いくを,あわしまマリンパーク監修作「へんないきもの」(2007)[DVD]
知る人ぞ知る珍妙な生き物達の生態をコメディタッチで紹介する映像作品。
UMA ザ・未確認生物
盲目の怪魚ワラスボ~海底で大口を開け、笑う生物オオグチボヤ~ニューネッシーの正体ウバザメ~へんないきもののモチーフにもなっているコウガイビル~海底に潜むゴム手袋センジュナマコ
いきものといっしょ
プレーリードッグの骨肉の争い~長い指で食べ物を穿り出し、悪魔の使いとも称されるアイアイ、(他にエリマキキツネザル、ジェントルキツネザル)~背中に卵を宿すコモリガエル~
いきものワイドお悩み相談室「生き物に学ぶ女の処世術」
オセロットに死んだふりのオポッサム~多種多様な擬態を得意とするミミックオクトパス、ウミヘビやミノカサゴ、ハタタテガレイ、スナイソギンチャク、ツノウシノシタ、イシサンゴ、ウミシダなどに擬態~疑似餌で魚を捕獲するワニガメ~釣りをして獲物を捕獲するササゴイ~
生き物と現代「コミュニケーションに悩む若者たち」
キバハリアリに為す術なく襲われ、土の中に身を隠すハリモグラ~かつて巻き貝だったが、殻を飛び出したウミウシ達(ゼニガタウミウシ、サラサウミウシ、カスミミノウミウシ、ジボガウミウシ、クロヘリアメフラシ、アオウミウシ、ウデフリツノザヤウミウシ、ムカデメリベ、ムカデミノウミウシ)~37℃の温水でも生息可能なドクターフィッシュ、人間の角質を食べ、乾癬を治療~アゴヒゲアザラシのタマちゃん
普通の動物ドキュメンタリーとは趣向が異なり、早川いくを氏がコメンテーターとして出演し、なんともシュールな解説コメディ形式で、へんな生き物達を紹介していく。純粋に生物だけが見たいという人には、このおフザケなノリは合わないかも知れないが、MCの佐藤梟という芸人っぽい女性による進行が愉快で、個人的にはなかなか楽しめた。普通に動画を観るだけだったらネットで事足りてしまう時代だから、パッケージとしてはこれくらいのノリが丁度良いんじゃないかな。しかし、なんだかんだで水棲生物の方が変なヤツは多いんだよね。