チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

20年近くPCを扱っているのにいまだにタッチタイピングができない事務処理能力ゼロの私。

もう20年近くPCを扱っているのに、俺はいまだにブラインドタッチができない。最近ではタッチタイピングと呼ぶ方が適切らしいが、とにかく時折キーを見ないと文字が打てないのは我ながら情けなく思う。最初にPCに触れたのは大学の一般教養の講義だった(厳密にはPCでは無くワークステーションだったが)。講師が学生にネットの使用経験を挙手で尋ねたのだが、使用した事が無いのは俺を含めて二、三人くらいだった。その後、母親に頼み込んで自宅に安いPCを購入してもらった。安いと言っても、当時のPCは高額だったから、今思えば死ぬほど親不孝だった。その時代には今のような格安メーカーなど無かったし、そもそもネットが無いから探しようも無かった。というか、ネットにしたって今の様なリッチコンテンツは存在しなかったし、通販サイトも今ほど隆盛を極めてはいなかった。

とにかく、そんな時代からPCを毎日欠かさずン時間は触っているにも関わらず、タッチタイピングができないのはどうしたものか。今だってこうして日記を含めたくだらない雑記を書くのに、毎日3~5千字程度は打ち込んでいるのに、一向に上達せず、打ち間違いが頻発してイライラする。とくに小指が全く用をなしていない。昔、ギターに挑戦した事があったのだが、あまりに小指が動かないから、自分には才能が無いのだと確信して早々と諦めた。タイピングにしてもギターにしても、真剣に練習に取り組めば上達するのだろうから、これは言い訳に過ぎないのだが、そうは言っても俺の小指の関節の動きはちょっとおかしい。一般的な手の骨格と比べると、俺の小指はかなり短い様にも見える。こうしてまじまじと小指を見つめていると、気持ちの悪い存在に思えてきた。

近年のスマホの普及ぶりはPCを駆逐する勢いだと言われているが、社会人になってもPCに触れた事が無い若者が相当数いて、困惑する企業が増えているらしい。スマホを持たない俺からすれば、何をするにしてもPCの方が便利だろうと思ってしまうのだが、スマホはそんなに使い勝手が良いのだろうか。PC未経験という事はワードやらエクセルやらも当然未経験だろうから、会社が手取り足取り教えるとしたら大変そうだ。俺は新卒でコケてフリーター入りした出来損ないのクズだったから、ワードもエクセルも自分で勉強した口だが、使わない期間の方が圧倒的に長くて、もう完全に忘れた。というか、派遣で行った某メガ大手にしても、そういったオフィス系のソフトを扱えないプロパーはいくらでもいたからアホらしかった。とまれ、今の俺はアラホーにもなって事務処理能力はゼロで、若者を憂いている場合では無い。まぁ、これから事務処理能力を問われる様な仕事に就く事は無いだろうから、ケ・セラ・セラだと諦観を決め込んでいる。そんなモノより大型免許でも取りたい。万年ペーパードライバーなのにバカだなぁ。