チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

道端で生まれたばかりの雛が転がっているのを見つけたが、為す術もなく僕は途方に暮れた。

何の気なしに背中を丸めて前傾姿勢を取ったら、また腰椎がビキッとイッてしまった。今回は坐骨神経には影響が無かったが、ヘルニアがぶり返してしまった様だ。昨日もリハビリに行ってきたところだが、多少の電気治療と牽引だけでは、やはりほとんど効果なんて無いのだと痛感する。筋トレをするにしても、こんなに容易く痛みが戻る様では怖くてできない。せいぜいウォーキングが関の山だろう。と言っても、そのウォーキングとて億劫でやらないのだが。それはさておき、リハビリのついでに火曜市に寄ってくるのがお決まりのルーチンなのだが、昨日はその帰り道でスズメの雛らしき物体が歩道に転がっているのを、偶然にも発見した。最初は一瞥して、そのピンク色の物体が花弁か何かだと思ったのだが、自発的に動いている事が分かり、足を止めてしげしげと見てみると、なんと雛だったのである。実際にスズメかどうかは分からないが、大きさは2センチ程でまだ目も開いていなかったから、おそらく生まれた直後なのだろう。そんなに小さな雛を見るのは初めてであり、その上、一羽だけそんな状態で歩道に転がっている理由が分からず、対処に困って途方に暮れてしまった。少し離れた場所に街路樹や電柱はあるものの、その上に巣があったとして、距離的にそこから落ちて転がってきたとは考えにくい。卵の殻らしきものは、どこにも見当たらなかった。丁度正午を過ぎたところで、直射日光に曝されているのが不憫に思われたし、そのままでは通行人に踏み潰されかねないので、持参した紙で掬い上げて、日陰の草むらの中に隠してやるくらいしかできなかった。その後もしばらく観察を続けていたのだが、為す術も無く、後ろ髪を引かれる思いで帰路に就いた。きっと今頃は、餓死するか、或いはカラスか何かに食べられてしまっただろう。そんな事は至るところで繰り広げられている生命の営みかも知れないが、なんだかやるせなかった。

 

定期測定。

体重 :65.0 kg (+0.45)

BMI :20.4 (+0.1)

体脂肪率 :16.1 % (+0.2)

内臓脂肪レベル :6.5 (±0)

体内年齢 :実年齢-7 (±0)