チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

私と得体の知れぬゲジゲジクリーチャーとの生存をかけた戦いの火蓋が切って落とされた。

ボンジーヤ!今朝は爽やかな陽気でとても良い気分だったのに、朝食を取った直後に突然、得体の知れないゲジゲジ状のクリーチャーが足元に突進してきたので、思わずこれまで出した事も無いような奇声を発して飛び退いてしまった。私はこういう時、虫即残の理に則り、迷わず掃除機魔封波を繰り出す事にしているのだが、数秒目を離した隙にクリーチャーはどこかに消えてしまった。このままでは怖さと気持ち悪さで落ち着かないから、掃除機を構えて再び現れるのを20分ほど待ってみたが、結局見つからず、ベッドの上に退避して様子を窺っている。図らずも私はいま、其奴と同棲生活をしているワケだが、それならそれで家賃を折半して欲しい。今頃、私の目が届かないところでゲジゲジと蠢いているのかと思うと、寒気がする。寝ている間に襲われたらたまったものではない。しかし、あれくらいの大きさのクリーチャーがいったいどこから侵入できるというのか。Gでもあるまいし、外界の方が居心地が良いだろうに、なにゆえこちらの生活圏に侵入してくるのか。しかも、私に対して文字通り猪突猛進し、危害を加えようとした。本当に理解できない。しばらく油断できない時間が続きそうだ。こんな時、火炎を操る魔法でも使えれば、虫など瞬時に燃やしてくれるのに。童貞ライフもじきに40年に達するというのに、いつになったら魔法使いになれるのか。