チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

女が口紅を塗る様なルンルン気分でリップクリームを塗り始めたおっさんのクチビル事情。

終日氷点下で冷凍庫状態の極寒日和に外出する気にもならず、とくに用事も無かったので昨日は完ヒキした。暖房の設定温度を下げたので布団に包まっていないとツラいが、自分の体温で温めたこたつに入っている様な感じで、これはこれで心地良くてすぐに睡魔が襲ってくる。このままだと脳が溶けてどこまでも際限なく腑抜け野郎になっていきそうで怖い。先日、役所に行った際に超絶久しぶりに人間と事務的な会話をしたのだが、なんでもない言葉が口を突いて出てこないのを自覚させられた。いかに脳が衰えているのか痛感し、泣きそうになってしまった。やはり人間である以上は他人と交流してアタマを使わなければあっという間に機能が衰えてしまうのだ。私の脳年齢はもう高齢者クラスでは無いだろうか。そう考えると切ない。ときにこの寒さで乾燥の度合いも強まっており、クチビルのパサつきが気になって仕方ないので、ほぼほぼ生まれて初めてとなるリップクリームを購入し、適宜使い始めたのだが、クチビルに異物が付着している感覚に慣れない。私は昔からクチビルを舐める子供みたいなクセがあるのだが、リップクリームを塗っているとそれができないのでストレスが溜まる。しかし、世の女は半ば強制的にメイクを課せられ、毎日クチビルに口紅を塗っているのだろう。それがどれだけ大変な事なのか、ほんの少しだけ分かる様な気がする。口紅とリップとで塗った感触がどれだけ異なるのか分からないが、私にはとても耐えられそうにない。