チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ランボー/最後の戦場

シルヴェスター・スタローン監督作「ランボー/最後の戦場」("Rambo" : 2008)[BD]

軍事政権による虐殺が相次ぐミャンマーに支援目的で入国し、囚われの身となった米国人グループを救い出す為に、ランボーが傭兵達と共に奮闘する様を描くアクション作品。

 

2007年、ミャンマー軍事政権が少数民族に対する化学兵器を用いた弾圧を繰り返した事に伴い、数千人規模のデモ行進が行われる。ミャンマー陸軍はこれに対抗して、国内の数千の村々に将軍ティント率いる部隊を派遣し、暴行、虐殺、略奪、強姦、誘拐など非道の限りを尽くす。

タイのメーソート。ランボーは戦いから遠ざかり、川岸の小村で蛇卸を生業にしながら、隠遁生活を送っていた。ある日、医師マイケルの率いるコロラド州アジア牧師会の宣教師五人組がランボーを訪ねてやってくる。マイケルは、ミャンマー軍事政権から60年にも及ぶ激しい弾圧を受けているカレン族に、ボランティアで医薬品などの物資を届ける支援を行っている事を明かすと、川を遡上してミャンマー入りする意向を示し、川に詳しく、ボートを所有するランボーミャンマーへの移送を依頼する。ランボーはマイケル達に武器の支援が無い事を知ると、何も変わらないと説き、依頼を断る。その夜、大雨が降りしきる中、宣教師の一人サラはボートに座り込み、支援の必要性を熱弁する事でランボーの説得を試みる。ランボーは自分の幸せを考えるべきだと説き、家に帰る様に命じる。サラはランボーにも大切なものがあるはずであり、命を救う事は無駄では無いはずだと訴え、理解を求める。

ランボーは依頼に応じる事にし、翌日、牧師会一行をボートに乗せて川を遡上する。サラはランボーの故郷について知ると、帰りたくないのか尋ねる。ランボーはその理由が無いと答える。その夜更け、ボートは川岸に係留していた海賊の船に見つかり、停船を余儀なくされる。ランボーは金で解決を図ろうとするが、海賊はサラに気付くと、問答無用で連れ去ろうとする。ランボーはやむを得ず、隠し持っていた拳銃で海賊達を即座に皆殺しにする。マイケルはランボーの蛮行を非難する。ランボーはマイケルに怒声を浴びせると、引き返す意向を示す。サラはそれを拒み、目的地まで向かう様に請う。

翌朝、ボートは目的地の村に程近い川岸に到着する。マイケルはランボーの蛮行を看過せず、ボートでは無く陸路を使って帰る意向を示す。ランボーはサラの身を案じ、サラはランボーに十字架のネックレスを授ける。ランボーはタイの村に引き返す。程なく、マイケル達はクロークベロー村に到着すると、村人達に対する医療支援や信仰の啓蒙を行う。その最中、陸軍の部隊が現れ、村を襲撃する。無慈悲な虐殺と破壊の末に、サラ達は連れ去られる。

数日後の夜、ランボーの元に、コロラド州キリスト教会から依頼を受けてきたというマーシュがやってくる。マーシュは十日前に戻るはずだったマイケル達が、ミャンマー陸軍に連れ去られた事を明かすと、大使館のツテで集めた元軍人の傭兵達を、すぐにでも現地まで案内する様に要請する。ランボーは自らの宿命に従うべく、再び戦場に身を投じる決意を固める。

翌日、ランボーSAS出身のルイスをリーダー格とする五人の傭兵達をボートに乗せ、川を遡上する。一方、マイケル達は陸軍の駐屯地内で監禁される。一昼夜の後、ボートは村から程近い川岸に到着する。そこに反乱軍の青年ビエンが案内役としてやってくる。ランボーは同行する意向を示すが、ルイスはそれを拒み、ボートで待つ様に命じる。

ルイス達は森を抜け、軍の部隊が去って間もないクロークベローに到着すると、処刑された無数の村人達の姿を見て眉を顰める。そこへ再び陸軍の兵士達が戻ってきて、捕らえた村人達に地雷を沈めた田んぼを走らせる事で、ゲームの様に処刑しようと企てる。ルイス達は為す術無く、身を潜めたままその様子を歯噛みして見守る。そこへランボーが現れ、弓矢で奇襲を仕掛け、兵士達を皆殺しにする。ランボーはマイケル達を助けに行く意向を示すが、ルイスはそれを拒否し、引き揚げる様に命じる。ランボーはルイスに向けて矢を構えると、自分達の様な男の仕事はここにあるのだと説き、無駄に生きるか、何かの為に死ぬか、ルイスにその決断を迫る。

その夜、大雨が降りしきる中、駐屯地の兵士達は攫ってきた女達を慰み物にして、宴に酔狂する。ランボー達は陸軍のトラックに乗って駐屯地への潜入を企てる。狙撃手のスクールボーイが見張りを排除する事で、トラックは首尾よく潜入に成功する。一同は各自分散し、囚われのマイケル達とカレン族の人質を救出する。指定の時刻となり、一同は一斉に駐屯地からの離脱を開始する。ランボーは今まさに慰み物にされんとするサラを見つけ、救出する。ルイスはランボーの帰りを待たず、マイケル達を連れて引き揚げる。正義感の強いスクールボーイはそれに反発し、ランボーを待つ。ランボーは脱出直前に兵士に発見されるが、スクールボーイが狙撃で窮地を救う。両者は合流した後、逃走する。

夜明けと同時に、駐屯地への侵入と人質の脱走が発覚すると、ティントは直ちに総力を上げて追跡を開始する。ルイスは森の中を逃走中に地雷を踏んで深手を負う。それを受け、軍は犬を放って森を捜索する。一方、ランボーはサラからシャツの切れ端を受け取ると、サラとスクールボーイを先に行かせた上で、大戦中に英軍が森の中に落とした不発弾に、シャツと地雷を仕込んだ罠を仕掛け、そこに犬を誘導する事で大爆発を起こして追手を殲滅する。

サラとスクールボーイは、崖下で陸軍に捕らわれ、激しいリンチに遭うルイスの一行を見つけるが、為す術無く、身を潜めてその様子を見守る。今まさに処刑が行われんとするその時、ランボーは高台で待機していた機関砲の砲座を奪取し、崖下の部隊の掃討を始める。それに乗じて、スクールボーイとルイス達も攻勢に打って出る。死闘の最中、反乱軍が駆けつけ、加勢するが、その一方でティントが呼び寄せた部隊もまた応援に駆けつける。戦闘は熾烈を極めるが、ランボー達は陸軍の部隊を壊滅に追いやる。ランボーは一人で逃走を図ろうとしたティントを、短刀で腹を切り裂く事で殺す。サラは無事に戦火を生き延びたマイケルを見つけ、抱き締める。マイケルは高台から戦場を見下ろすランボーに合図を送る。ランボーは眼下のサラとしばし見つめ合った後、その場を後にする。後日、ランボーは父が暮らす故郷のアリゾナ州ボウイの牧場に帰還する。

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