チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

今年の雪まつりもぼっちのおっさんらしく酒を飲んでグルッと一周徘徊しただけで終了。

昨日は私が当地に移り住んでから通算ン回目の雪まつりに足を運んだ。日中の気温は丁度ゼロ度くらいで寒過ぎず、天候も安定していて、例年になく観覧には好条件だった。今年も外国人観光客がそれなりに訪れていて、異国情緒漂う中を歩き回るのは現実逃避に打ってつけだった。これまでならコンデジ雪像の写真を撮ってきたものだが、今年は敢えて携行しなかったので当然一枚も撮っていない。10年近く前に買った安物のコンデジで、ぼっちのオッサンが写真を撮っている姿を想像したら、それはもう見苦しい事この上ないと判断した次第である。外国人が私のそんな憐れな姿を見たら、日本人に対する誤ったイメージを抱きかねない。廃人の私とてそれは全く本意ではない。他にも観光に相応しい都市は幾らでもあるだろうに、わざわざ当地にやってきているのだから、気持ちよく帰ってもらいたいものだ。空腹だったし折角だからフードコートで何か食してやろうと思っていたのだが、途中で柄にも無くホットウイスキーを買って飲み始めたら、あっという間に酔いが回ってしまい、何をするでもなく一周観終わって会場を後にした。無駄遣いが最小限で済んで良かった。しかし、ああいう賑やかな場所に行くと否が応でも孤独を痛感させられる。こういう生き方しかできないから嘆いてもどうしようもないのだが、只々侘しい。