チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。4年目。

ハッピーニート おちこぼれ兄弟の小さな奇跡

ジェイ・デュプラス,マーク・デュプラス監督作「ハッピーニート おちこぼれ兄弟の小さな奇跡」("Jeff, Who Lives at Home" : 2011)[DVD]

運命を拓く啓示を待ち続ける無職男が、母に使いを命じられて外出した先で兄と遭遇し、やがて思いもよらぬ運命的な出来事に発展していく様を描くコメディ・ドラマ作品。

 

30歳無職のジェフは、バトンルージュの住宅街で母シャロンと暮らしている。映画「サイン」に影響を受けたジェフは、自宅の地下に篭もり、運命を拓く宇宙からの啓示を待ち続け、安穏と日々を過ごしている。ある朝、ジェフがマリファナに興じていると、見知らぬ男から電話が掛かって来て、ケヴィンを出せと執拗に要求される。ジェフはそれがただの間違い電話では無く、「ケヴィン」こそが啓示では無いかと考える。そこへシャロンから電話が掛かって来る。シャロンは今日が誕生日であり、ジェフにホームセンターで木工用ボンドを買ってきて、棚を修理する様に命じると、応じなければ追い出すと言い渡す。ジェフは渋々、バスに乗ってホームセンターに向かう。ジェフは、車内で同乗する少年が着ているユニホームの背中にケヴィンの文字を見つけると、それが啓示だと確信し、少年と同じ場所で降りて後をつける。少年は公園で友人達と合流すると、バスケに興じ、ジェフもその中に加えてもらう。その後、ジェフはその少年の名がケヴィンだと知り、映画「サイン」と朝の電話の話を明かすと、それらが必然だと説く。その後、ジェフはケヴィンにマリファナを勧められ、人気の無い場所に連れ込まれた途端に、ケヴィンの仲間に不意を突かれて襲われ、金を奪われる。

一方、ジェフの兄パットは妻リンダとアパート暮らしをしている。パットはしがない営業マンでありながら、前金を払い、独断でポルシェを購入した事をリンダに打ち明ける。リンダは二人で暮らす家を買う為に苦心惨憺、節約をしており、呆れ果てる。パットは将来も大事だが、夫婦にとっては感覚も大事だと説き、乗れば分かると開き直る。リンダは憤慨し、ポルシェに生ごみを投げつける。その後、レストランで油を売るパットに、シャロンから連絡が来る。シャロンは、父の死に伴い、暗い青春期を送った事で、行き詰まっているジェフを支えてやる様にパットに請う。パットはジェフが大人であり、自立すべきだと主張し、また、ほとんど顔を合わせない仲だと難色を示す。その最中、パットは店の前を歩くジェフを見つけ、呼び止めると、シャロンからジェフの尻拭いを頼まれた事を明かす。

電話を切った直後、シャロンのデスクにどこからともなく紙飛行機が飛んでくる。紙には一輪の花の画が描かれており、シャロンはその真意を図りかねる。一方、パットは啓示に関する荒唐無稽な話をするジェフをポルシェに乗せると、調子に乗ってその性能をひけらかそうとするが、運転を誤り、民家の前の大木に衝突する。二人は無事で済むが、フロント部が大きく損壊してしまう。パットは住民の老夫妻に示談を持ちかけるが、夫妻に飲酒運転を察知された挙句、5万ドルを吹っ掛けられ、已む無くそれに応じる。その時、パットは最寄りのスタンドに、見知らぬ男と一緒にいるリンダを発見する。

程なく、シャロンのPCに、紙飛行機を飛ばしたという匿名の人物から、インスタントメッセージが届く。その人物はシャロンの隠れファンだと明かす。シャロンは自分が若くは無く、冗談だと指摘するが、その人物はそれを否定すると、自分が同僚だと明かす。一方、パットはリンダの浮気を疑い、半壊したポルシェでリンダの車を追跡する。リンダと男は小洒落たレストラン「コション」に入り、親しげに食事をしながら談笑する。パットはその様子を見て、強引にジェフを店内に偵察に送る。ジェフはリンダ達の隣の席に座ると、携帯を通じて、二人の会話を店の前のパットに盗み聞きさせる。リンダはその男スティーヴに、パットに関する悩みを相談しており、パットが自分の話を聞こうとせず、二ヶ月セックスレスであり、もう愛情が無い事を明かす。その最中、停車していたポルシェがレッカーされる。食事を終え、店を出ようとしたリンダは、ジェフに気付くが、ジェフは偶然を装い、やり過ごす。パットは車を失い、リンダ達の追跡を諦める。

シャロンは同僚のキャロルに、紙飛行機とメッセージの件を打ち明け、社内の誰かに誂われているのだと主張する。キャロルは、それが注目されている証拠だと説き、羨む。シャロンは最後の恋人が死別した夫だけだと明かす。一方、パット達は為す術無く、亡き父の墓のある墓地へと辿り着く。パットは最近になって見た父の夢について話し、ジェフもまた同じ様に父の夢を見た事を明かす。パットは何かにつけ啓示の話に持ち込もうとするジェフに辟易するが、逆にジェフは何も感じようとしないパットを批判する。パットは働く事や結婚する事の意義についてジェフに説教する。その時、ジェフは近くに「ケヴィン・キャンディー」と称する菓子屋のトラックを見つける。パットはその事でジェフを軽侮し、ジェフはそれに応酬する。小競り合いの末に、ジェフは自分を理解しようとしないパットに見切りをつけ、トラックにしがみついて走り去る。

パットはタクシーで移動中、通りがかったホテルの駐車場にリンダの車を発見し、侵入を企てる。その直後、ケヴィン・キャンディーのトラックが偶然にもホテルに停車し、ジェフはパットと再会する。程なく、スティーヴが通路に現れると、二人は後をつけて、部屋の位置を知る。ジェフがパットに代わってドアに体当たりすると、スティーヴがドアを開け、二人は中に押し入る。パットはリンダにスティーヴとの関係を問い質し、リンダはただの友達だと明かす。パットはスティーヴを追い出し、ジェフは部屋の外で待機する。リンダはいつも自分の話を真面目に聞こうとせず、馬鹿にするパットを非難すると、コションに行きたかったのにパットが聞き入れようとしなかった為に、快諾してくれたスティーヴと行った事を明かす。リンダは、スティーヴと違って、パットには自分の気持ちを尊重しようという気が無く、パットと一緒にいると偏屈で意固地になり、向き合う事すらできないのだと説く。パットは説得を試みるが、リンダは実家に戻る意向を示し、パットの元を去る。

シャロンは尚もメッセージを送ってくる匿名の人物に、直接会う事を希望し、ウォータークーラーをその場所に指定する。しかし、その場所に該当する人物は現れず、シャロンは落胆する。その後、キャロルがシャロンを慰めに現れる。シャロンは夢見ていた人生と全く違うと嘆くと、その夢が、人の役に立つ為に平和部隊に入り、男と見知らぬ場所へ行き、小屋に住んで子供達の面倒を見て、滝に打たれてキスをする事だと明かす。キャロルは滝に打たれてキスする事ならまだできると説く。その時、シャロンはキャロルの手首に、紙飛行機に描かれていた花と同じデザインのタトゥーを見つけ、ショックを受けてデスクに戻る。一方、ジェフは途方に暮れるパットを励まそうとする。パットは、実はジェフの様に宇宙の摂理を感じたいのだと吐露する。ジェフはそれが幸せな事では無いと説き、父の死以来、全てに理由を探していた事を明かすと、その啓示が今日を示していたのかもしれないと推察する。パットは結婚生活が破綻した事を嘆き、リンダとかつての様に愛し合いたいのだと切望する。ジェフはパットにその気持ちをリンダに直接伝える様に促す。

キャロルは電話を通じてシャロンに詫びると、同性愛では無く、ありのままの自分を受け入れてもらいたいのだと主張し、シャロンは困惑する。その時、突然警報が鳴り始め、スプリンクラーが起動する。社員は屋外へ避難を始めるが、シャロンはびしょ濡れのまま、その場に留まる。そこにキャロルが現れ、夢を模倣してシャロンにキスをする。二人はそのまま会社を抜け出し、車でニューオーリンズへと向かう。一方、タクシーで高速道路を移動するジェフとパットは、橋に差し掛かり、渋滞に嵌まる。パットはそれが啓示では無いかと考え、ジェフは直感を信じて行動する様に促す。パットはタクシーを降りると、前方へと駆け出す。その車列の中に、偶然にもシャロン達が乗った車があり、シャロンは走り去るパットに気付くと、後を追いかける。間もなく、パットは車列の中にリンダの車を発見すると、リンダに自分の非を詫び、また愛したいと訴える。そこにシャロンとキャロルが駆け付ける。その時、ジェフは渋滞の最前列で車が道路から海に転落した事に気付き、パット達の傍を駆け抜け、海に飛び込む。ジェフは沈んだ車から少女二人とその父親を救い出すが、そこで力尽き、溺れてしまう。パットはすかさず海に飛び込み、ジェフを救い出すと、駆け付けた救助隊に委ね、ジェフは蘇生を果たす。

ボートで陸に戻った二人をシャロンとリンダが迎え、皆で無事を喜び合う。その後、ジェフの自宅にパット、リンダ、キャロルが集まり、シャロンの誕生日を祝う。パットはリンダと和解を果たす。ジェフはニュースで自分の救った男の名がケヴィンだった事を知ると、ボンドで棚を修理する。

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