チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。4年目。

クリーチャーズ 異次元からの侵略者

ドン・コスカレリ監督作「クリーチャーズ 異次元からの侵略者」("John Dies at the End" : 2012)[DVD]

奇妙な薬品を体内に注入した事で人智を超えた能力を獲得した青年が、異次元より侵略を目論む者達との戦いに巻き込まれていく様を描くSFホラー作品。

 

一見普通の青年デビッドは、あるソースを体に投与したせいで、常人には見えない超常的な存在を知覚できる様になった。ある夜、デビッドは自らの能力について公表すべく、中華料理屋でジャーナリストのアーニーのインタビューを受ける。デビッドは自らが養子であり、実父は知らず、実母は麻薬常習者で施設に入っていた事などを明かすと、手始めに昨晩起きた出来事を語る。

夜更け、デビッドは親友ジョンから連絡を受け、ショットガンとボウガンを持ってジョンの家を訪ねる。ジョンは、二ヶ月前に死んだ恋人に付き纏われて家に帰れないという女シェリーを紹介する。シェリーは二人が特殊な問題を扱うと知って助けを求める。二人はその男の正体を暴くべく、シェリーの家を訪ねると、男がよく現れるという地下室に向かう。ジョンはふとシェリーが友人アンバーに似ていると言い始める。デビッドはアンバーとシェリーでは容姿がまるで異なると答える。その途端、シェリーは無数の蛇へと姿を帰る。二人が逃げ出そうとすると、冷凍庫に詰まっていた大量の肉が合体し、クリーチャーへと姿を変える。クリーチャーはデビッドをミステリー番組に出演している宿敵マルコーニ博士と誤解し、捕らえて羽交い締めにする。デビッド達は人違いだと指摘し、マルコーニが同業者で面識がある事から、連絡を取る代わりに解放するよう求める。デビッドはショーの本番直前のマルコーニに電話をかけると、クリーチャーに携帯を渡す。クリーチャーは会話を始めた途端、マルコーニの能力でバラバラに破壊される。

アーニーはデビッドの話を真に受けず、軽侮する。デビッドはアーニーのジャケットのポケットに入っている硬貨の種類と枚数、製造年を言い当て、更にアーニーが昨晩見た奇妙な夢の内容をも言い当てる事で、自らの能力を示すと、全ての始まりとなった数年前の、高校を卒業してから一、二年経った頃の話を語り始める。

ある夜、デビッドはジョンがフロントマンを務めるバンドが出演する野外パーティに参加する。デビッドはそこで左手が義手のエイミーと出会う。エイミーは愛犬がジャマイカ人の男を噛んだ為、探している事を明かす。エイミーと別れて間もなく、デビッドは宙に浮くなどと吹聴して人を集めている、ジャマイカ人の男ボブと出会う。ボブは預言者の様な力があると主張し、デビッドが昨晩見た奇妙な夢を正確に言い当て、意味深な言葉を繰り出す。デビッドはそれを真に受けずに立ち去ると、車の前でエイミーの犬バーク・リーを見つける。バーク・リーを乗せ、車を出そうとしたその矢先に、デビッドは突然嘔吐する。

その夜、自宅で眠っていたデビッドは、ジョンからの電話で目覚める。ジョンは何某かに殺される恐れを訴え、デビッドに助けを求める。デビッドはバーク・リーを連れてジョンの家を訪ねる。ジョンは酷く荒らされた部屋に姿を現すと、咄嗟に姿を隠し、デビッドの背後を指差してゆっくり振り向くよう促す。しかし、デビッドは何も見えない為、錯乱するジョンに病院に行くよう勧める。デビッドはジョンのバッグの中から拳銃と黒い液体の詰まった注射器を持ち出すと、ジョンを車に乗せる。デビッドは注射器についてジョンに問い質すが、答えが要領を得ない為、注射器をポケットに入れて車を出す。ジョンは安全な場所へ行く事を望み、デビッドはジョンをファミレスに連れて行く。

ジョンはその注射器の薬が、ボブに誘われて行ったトレーラーの集まりで、大麻を吸っていた時に貰った「ソイソース」であり、それを打てば別世界の扉が開き、起きていない未来の事が見えるようになるのだと説く。その時、ジョンの携帯にどういうわけかジョンから連絡があり、「自分から電話があったか?自分から来いと言われても行くな」などと語りかける。デビッドは狼狽して店を出る。その後、デビッドは眠り込むジョンを乗せて車を出すと、聖ドン協会の司祭に連絡し、理解を超えた出来事が次々に起こっている事を伝え、助言を求める。その時、ポケットに入れていた注射器が腿に刺さる。デビッドは咄嗟に注射器を外に捨てるが、毒々しい暖かさが腿全体に広がるのと同時に、司祭の声が禍々しさを帯び始めるのを感じる。デビッドは電話を切り、車を走らせるが、その矢先に背後から男に羽交い締めにされ、胸元にナメクジ状のクリーチャーを入れられる。その男ノースは運転を続けるよう命じると、デビッドが重要な役割を持つ人物であり、危険から守ってやりたいのだと説き、「コロック」と称する強大な敵の名を挙げた後、哲学的な話を始める。デビッドは急ブレーキを掛け、ノースが怯んだ隙に、シガーライターでクリーチャーを焼き、外に捨てる。デビッドはノースの喉元に拳銃を突きつけ、黙って待つよう命じると、車外のクリーチャーを踏み潰して戻る。ノースが忽然と姿を消した為、デビッドは車を出そうとすると、刑事アプルトンが現れ、デビッド達を署に連行する。

プルトンはジョンとは別室でデビッドに尋問を始め、昨晩何をしていたか問い質す。デビッドはパーティに行き、深夜に会場を出て帰宅した事を伝えるが、話している内に不思議なエネルギーが胸の辺りから湧き上がると同時に、頭の中が澄み渡り、聞かれる質問が手に取る様に分かり始める。アプルトンは会場近くのモーテルで最低でも9人が死に、ジョンが唯一の生存者であり、容体が良くない事を明かす。デビッドは電話の時からジョンの様子がおかしく、怪物が見えると頻りに口にしていた事を明かす。アプルトンはそれが麻薬のせいだと疑い、ボブの写真を見せると、無許可で製薬業を営んでいた事を明かし、肉塊に変わり果て死んだボブの写真を見せる。その時、別室の警官がアプルトンにジョンの死を報せる。

そこまでの話を聞いて、アーニーはソイソースについてデビッドに問い質す。デビッドはそれが五感を研ぎ澄まし、見なくても良い物が見える様になる薬であり、副作用は短時間で、効果は一生続くのだと説く。アーニーはデビッドの話が創作だと見做し、マルコーニと同様の食わせ者だと嘲笑う。デビッドはアーニーを外へ連れ出すと、車内の檻に捕らえたクモ状のクリーチャーの見方を教える。アーニーは指示に従い、クリーチャーの姿を目の当たりにすると当惑し、それが幻覚では無い事を知る。デビッドは事実だと信じるようアーニーに求め、店内に戻って話の続きを始める。

アーニーはジョンが痙攣を起こして脈が止まった為に心肺蘇生を行っている事を明かすと、戻り次第、本当の事を話すようデビッドに命じ、別室に向かう。その直後、デビッドの携帯にジョンから電話がかかってくる。ジョンは自分の遺体が運び出される前に署から出るよう命じる。デビッドは室内に見張りの警官がいる事を伝える。ジョンはそれが実在していない警官だと説く。デビッドは鏡を見てそれを確認すると、襲いかかってきたそのクリーチャーを退け、署の外へ逃れるが、その際に携帯が壊れたのにジョンと通話できている事に気付く。ジョンは傍の屋台でホットドッグを買って、耳に当てるよう命じる。ジョンはそれに従い、ホットドッグでも通話できる事を確認する。ジョンは体内にソースが流れ込んだからだと説くと、アプルトンが来る前にボブの家に行くよう命じる。

デビッドは車でトレーラーパークへ行き、ボブの住んでいたトレーラーハウスを見つける。犠牲者の血が飛散した室内に置かれたテレビに、デビッドがアプルトンに撃たれる光景が映し出される。次に冷凍庫から凍りついた缶が飛び出し、更に缶から金属の筒が飛び出す。その時、アプルトンがトレーラーハウスの前に到着する。デビッドはその筒にソースが入っていると確信する。その矢先に、筒から二つの黒い塊が現れる。それは蝿の様に姿を変えて飛行し、デビッドの体内に侵入する。デビッドは再び研ぎ澄まされた感覚を取り戻すが、逆に体が動かない為、アプルトンが入ってくる前にどうすべきか思案する。そうしている内にデビッドの意識は荒野に遷移し、片目の潰れた少女と遭遇する。次の瞬間、デビッドは弾薬工場に遷移し、再びトレーラーハウスに戻ってくる。デビッドは、ガソリンの缶を持って入ってきたアプルトンと対峙する。アプルトンはもう何も知りたくないのだと説くと、ガソリンを室内に撒き散らし始める。デビッドが出ていこうとすると、アプルトンは銃を突きつけ、手伝うよう命じる。アプルトンは早朝、警察に通報してきたのは高校生の悪ガキ、ジャスティンだった事、トレーラーに駆け付けるとジャスティンは内臓を蝕まれている様子で、腕や顔に生きている白い何かが群がっていた事を明かす。アプルトンは何か不吉で忌まわしい非現実的で悪魔的な事が起きている事を憂慮し、ボブが開いた地獄の扉を自らの手で閉めるのだと説くと、デビッドは逃さず、トレーラーと共に燃やす意向を示し、デビッドに発砲する。アプルトンが発射した弾は、デビッドが直前に見た弾薬工場の光景の中で、蝿がプレスされた弾であり、それ故デビッドは難を逃れる。間もなく、デビッドは燃え盛るトレーラーの中で目覚める。そこへバーク・リーが運転する車がトレーラーを突き破り、デビッドは窮地を脱する。ジョンはバーク・リーを介してデビッドに語りかけ、パーティの参加者の中でエイミーとフレッドが生存している事、トレーラーに誘ったのはジャスティンだが、既にその魂は無く、別の存在に変貌している事、デビッドはソースに選ばれた存在であり、役に立たないと分かれば殺される事を伝える。

帰宅したデビッドをジャスティンが待ち受け、別の存在シットロードへと変わった事を明かす。デビッドは拳銃でありったけの銃弾をジャスティンに撃ち込むが、ジャスティンはそれを物ともせず、デビッドを殴って気絶させる。デビッドはジョン、フレッド、エイミー、バーク・リーと共にトラックに乗せられ、打ち捨てられたモールに連行される。モール内の壁面に幻の扉が現れると、ジャスティンはそれをエイミーに開けるよう命じる。ジョンは予めモール宛に送っておいた小包を手にしようとするが、ジャスティンはそれを阻み、小包を奪って開封する。ジャスティンは小包に収められていた、入り口のゴミ箱を見るよう促すメッセージに従い、モールの入り口に向かうと、そこへやってきたアプルトンにショットガンを打ち込まれた後、ガソリンで焼かれる。アプルトンはデビッド達を車に乗せ、署へ連行しようとするが、その矢先に眼球が破裂し、体内から夥しい白い物体が飛び出す。車は横転した末に停止し、デビッド達が車外へ逃れると、白い物体はフレッドの体内に侵入する。デビッドはショットガンでフレッドの頭をふっ飛ばし、車諸共焼き払う。

ジョンは幻の扉を開けて戦いに行くようデビッドに促すと、旧約聖書を巻きつけた棍棒と即製の火炎放射器を車から持ち出す。エイミーが幻の扉に義手を外した左手を伸ばすと、幻の手が現れ、ノブを回して扉を開ける事に成功する。デビッドとジョンはエイミーをモールに残し、バーク・リーを連れて、扉の向こうの洞窟の中へ入る。間もなく、二人は広間に出ると、異世界に繋がる柱状のポータルを見つける。そこへノースが現れ、彼らが異世界を行き来しようと努力を重ねてきたものの未だ報われておらず、二人ならそれが可能だと説くと、協力者と称するマルコーニを紹介する。マルコーニは全ての元凶がポータルの向こうにいるコロックだと明かすと、ケースから「トリッパー」と称する冷戦時代の強力な実験兵器を取り出し、コロックを殺せずとも大打撃を与えられるはずだと説く。デビッドとジョンはそれを受け取り、ポータルを通って異世界へ向かう。

二人の前に覆面の大男が裸の女達を率いてやってくる。大男は友好の証だと説き、二人を聖堂に招く。大男は二人の世界とコンタクトを取る事に長年苦労し、失敗を重ねてきた事を明かすと、互いの世界が同じ時空から生まれた対をなす存在だと説き、それに至った経緯を語る。元々同じ歴史を歩んでいた二つの世界は、1848年にサイラスが誕生した事で転機を迎えた。二人の世界ではサイラスは17歳で死んだが、異世界では死なず、獣畜学でケダモノの研究を重ね、天才として名を馳せた。サイラスは豚の脳を使って思考機械の原型を作り上げた後、自己書き換え機能を持つコンピューターを発明した。1926年にサイラスが死去すると、その発明品は知覚を持ち、自らに名前を与え、感情や欲望を持ち始めた。それはサイラスの後継者となり、全ての生物の頂点に立ち、人類の向上に努める一方で、逆らう者に対しては進化を拒むのは罪との見地から残虐な「再教育」を施した。コロックは今日まで未来を予見した上で指令を出しているのだという。

大男は二人をコロックの間へ誘うと、コロックが二人の来訪を20年前に予知していた事を明かす。大男は特別な英知は共有されるべきであり、悲願である時空移動の方法を教えて欲しいと二人に請うと、それが叶えばコロックの恩恵を広める為にすぐにでも二人の世界に行く意向を示す。大男は二人の知識を共有すべく、手下に二人を捕らえさせようとする。二人は持ってきた武器で手下を撃退すると、トリッパーを起動して脱出を図るが、爆発直前にトリッパーのカウントが途中で停止する。バーク・リーはトリッパーを再起動すると、それを咥えてコロック目掛けて飛び込み、コロックは爆発に飲まれる。二人がコロックの間を脱出すると、そこにマルコーニが待っており、自らも異世界に来られるが、敵を警戒させない為に二人に頼んだ事を明かす。バーク・リーはボブを噛んだ事でマルコーニやノースと意識がつながり、使命を知って自ら進んで犠牲になったのだった。二人が元の世界に戻った後、コロックがどうなったかは不明であり、街では奇妙な現象が続く。デビッドはエイミーと交際を始める。

全ての話を聞き終えたアーニーはありのままを本にする意向を示す。デビッドは物的証拠たる金属の筒を提示し、何処かの研究所に渡すよう依頼する。その矢先に、デビッドはアーニーの話しぶりから、白人なのに黒人と認識している事に気付き、それをアーニーに指摘する。アーニーは錯乱して店の外へ出ると、車のトランクを開け、そこに詰め込まれた首を切断された黒人の死体を目の当たりにする。デビッドはそれが死後数日経っている事から、自らがアーニーに連絡を取ったせいで殺されたのであり、そこにいる白人のアーニーがソースの作用で映し出された、電話で聞いた声を元に想像した幻影だと説く。アーニーは自らの死を受け入れられず悲嘆する内に消滅する。

後日、デビッドとジョンの前に球状のポータルが現れる。二人はポータルを通って異世界を訪ねる。二人の前にクリーチャーに蝕まれた老婆が現れ、間もなく絶命する。そこへ人類解放軍と称する二人の男が飛来する。男はデビッド達の来訪が予言されていた事を明かすと、共通の敵を倒さねば未来は無いと説き、協力を求める。デビッド達は戦いに必要な物を取りに行くと答えると、男達の話を最後まで聞かずに元の世界に戻る。

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