チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

絶望的な汚部屋を片付ける気力をもたらすインスピレーションが欲しい。

三連休のせいかアパートの周辺は静かなものだ。天候も穏やかで気温は20度超えするらしいが、それも今日でおしまいだろう。ここ数日、わずかに雪虫が舞っているのを見かけたが、さすがにまだ降雪には早過ぎるし、誕生する時期を間違えたのかもしれない。完全に涼しくなったのだから、終活プロジェクト第一弾の汚部屋掃除を再開すれば良いのに、どうにもやる気が起きない。私は中途半端に潔癖症の嫌いがあって、自分で見境なく散らかしておきながら、ゴミや汚れに触れるのが嫌で仕方なく、それ故に掃除が億劫になり、どの物件に住んでも数ヶ月で汚部屋にしてしまう。精神がイカれているとしか思えないが、仮に何某かの病名を付けてもらったところで、治るワケでも無いし、支援してもらえるワケでも無いのだから、タヒぬまでこの天性のヨゴレ性分を抱えていくしかない。でも、もっと立派で綺麗で広々とした物件だったらどうだろう。そんな部屋も汚部屋に変えてしまうだろうか。起こり得ない出来事を想像しても虚しいだけか。物件と言えば、最寄りのスーパーまでの通り道に、いつの間にか新しいマンションが完成していて、つい立ち止まって眺めてしまった。高級マンションと呼ぶ程でも無いが、入り口の前の駐車場にピカピカに黒光りするゴツいジープが停まっていて、私は車の中で唯一ジープが大好きだから(もちろん乗る機会などあり得ないが)羨望の眼差しを向けたのだった。