チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

とにかくジェニファー・ローレンスを見せろやというアツい要望に応えるおそロシアな作品「レッド・スパロー」。

完全に忘却の彼方に追いやられたプレ金の昨日は、シネコンジェニファー・ローレンスの最新作「レッド・スパロー」を観てきた。ハリウッド作品でありながら舞台は主にロシアであり、トップ・バレリーナの道を怪我で断たれた主人公が、当局に勤める叔父の計略にハマってスパイ養成所に送られた後、内通者を見つけ出すべく、半人前の状態で、諜報活動を行うCIAのエージェントに接触する、という割と重厚なスパイ・スリラーだった。本作がどの程度まで実態に即した作りになっているか知る由もないが、いわゆるおそロシアな感情を掻き立てる陰惨なシーンが多く、とりわけ拷問シーンはモロ見せでは無いものの痛々しくて、目を背けたくなるほどだった。フィクションと笑い飛ばせない様な出来事が現実世界でも起きているから尚更だ。それにしても徹頭徹尾ジェニファー・ローレンス尽くしの作品であり、彼女の七変化というか、さながらファッション・ショーの様でもあり、ファンには垂涎の内容となっている。しかも、おそらく初めてであろうフルヌードを見せており、股をガバッと開いてファックミー的に男を誘うシーンには面食らってしまった。本国では批評的にも興行的にもイマイチだった様だが、観客をも騙くらかす大どんでん返しなオチは痛快で、私としては十分に面白かった。平日にも関わらず子供連れでやけに混んでいると思ったら、今は春休みなのだった。早くに家を出たので、あさイチの有働・井ノ原コンビの最終回が観られなかったのは残念だ。