チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

20190210

まだまだ厳しい寒さの真冬日が続く。昨日辺りから、同じ階の空き部屋に業者が出入りして何やら作業を始めたようだ。その部屋は昨年に住人が蒸発して以来、管理会社が封鎖していたので、私は自殺か失踪でもしたのではないかと考え、長らく興味津々だった。私が入居する前から住んでいた割と大柄な老人で、たまに部屋から出ては近所に買い物に出かけるところを目撃するくらいだったのだが、凄まじいホームレス臭を発していたのでニアミスするのも躊躇われるほどだった。あの老人にいったい何があったのだろうか。なんだか私の近い将来を目の当たりにするようで怖ろしい。それにしても業者が入るという事は、清掃あるいは改装でもして、新たに入居者を迎える準備でも始めるのだろうか。

今日は芳香剤の詰替えパックを調達するのを主たる目的にDSまで出かけた。最近は少しでも節約を図る為に、諸々の生活用品において大容量詰替品を買う様にしている。一つ一つの差額は大した事がなくても、全てにおいて年間ベースで考えると結構な金額になる。今年はアホノミクスに加えて更なる増税が控えているが、私のような底辺はそもそも買い控えるようなモノも少ないので、斯様にケチ臭根性に磨きをかけるしか取りうる術がない。一日でも早く政権交代が実現し、底辺でも希望を灯して暮らせるような社会がやってきて欲しい。安楽死制度を創設してくれるなら、全てに目を瞑ってもいい。

20190209

世間様は三連休らしい。今日も昨日ほどではないが猛烈に寒い一日だった。もっとも最寄りのスーパーへ買い物に出かけただけで、ほとんど自室に篭っていたから寒さに震えたワケでもない。屋外は-10度、屋内は16度だから窓の結露が半端なく、終日びしょ濡れで窓の下部にはカビが生えてしまっている。床に水溜りができていたから何事かと驚いたのだが、窓から溢れ出た水が壁を伝って床まで流れ落ちていたのだった。寒さが一段落したら窓とその周辺の掃除も行わねばならない。

なんとはなしに今後の身の振り方について考えていたのだが、現在通っているメンクリから他の病院へ変更しようと真剣に検討し始めた。惰性でン年間もそのメンクリに通院してきたが、当たり障りのない質問を2つ、3つして薬を処方するだけの医師が信用できなくなった。この希死念慮が薬なんかで払拭できるはずがない。しかし、新たに通院先を見つけるとなると、これまでの経緯を最初から過不足なく医師に伝える必要が生じるから、コミュ障の私には相当難儀な話だ。最低限の交通費で通える場所でなくてはならないし、医師との相性も重要だ。数週間先の未来さえ見通せず、溜息しかでない。

20190208

観測史上最大級の強烈な寒波が襲来した今日、私は都心部の皮膚科へ行くついでにシネコンでDCユニバース新作『アクアマン』を鑑賞し、その後で雪まつりに突入した。我ながら強行軍なスケジュールだが、少しでも交通費を浮かせたいので、こうしてついでについでを重ねてタスクを一度に束ねるのは不可欠だ。日中の最高気温が-10度と予想されていたから、外出前に水道の水抜きをすべきか迷ったが、面倒臭さに抗えず何もしなかった。半日経って帰宅したところ、何も問題は生じなかった。日中の最高気温が-10度を下回ったのは当地ではン十年ぶりらしいのだが、それで大丈夫なのだから基本ヒキ暮らしの私は水抜きはこの先も不要だろう。

『アクアマン』は『ジャスティス・リーグ』を観るまでその存在を全く知らなかったので、バットマンワンダーウーマンほど親近感を抱くキャラではないのだが、監督はジェームズ・ワンだしスクリーンで観ておいて損はないだろうくらいの軽い動機で観た。いかにもハリウッドの超大作といったド派手な演出がてんこ盛りのスーパーヒーロー・アクション映画だったが、同じ規模のマーベル作品と比べると如何せん厨二臭いストーリーで子供向けの嫌いは否めなかった。『ワンダーウーマン』は実在の戦争を背景に恋愛要素を絡めたりして、おっさんの私でも十分に楽しめたのだが、本作はやや期待はずれだった。

当地へ移り住んでから一応毎年欠かさず雪まつりへ出かけているのだが、雪像自体はマンネリに思えてほとんど興味を失ってしまった。その代わりに外国人観光客を観察するのが楽しい。英語ならある程度は聞き取れるから、すれ違う度にそば耳を立てたりもする。今年も例年と同様、甘酒を飲んで一周しただけだった。ホットモヒートなるサレオツなドリンクを飲んでみたかったが、甘酒の倍の値段で余りにも分不相応に思われて断念した。それにしても寒空の下で飲む甘酒はなぜあんなに美味いのだろう。